2007年10月26日

いびつな・・・ヘフナー(Hofner)

本来プレーオフについての私的な想いがあり、それを書いていたら
長くなったので続編を書いていこうと思っていたのだが、
ヲタレン・リーダー所有のヘフナーのペグが折れるという、とんでもない
コメントを頂いたので、比較的ビートルズネタでググると引っかかり易く
なっているこのブログでもそんな話を書いて広く情報提供を求めようかと思った。

それにしても驚いた。

ヘフナーのヴァイオリン・ベースは、フェンダーのジャズ・ベースや
プレジション・ベースのような物では無い。そんな事はいくら当方でも
リーダーでもわかってはいる。

また、所謂ヴィンテージ楽器や中古品であるならば、ペグと言うのは要注意点で
あり、70年代のリッケン・ベースに付いていたペグなどは、剥き出しになっている
歯車が経年によりいきなり”ボトリ”と落ちるなんて事もあるとは聞いていたが。。

勿論ベースとしては無理な構造をしている部分があるヘフナーとて
昔からオーナー泣かせなトラブルが各種あると言うのは聞いていたし、
リーダーだってそれは覚悟していたとは思うが、購入して2ヶ月程度の
”新品”で、いまだピカピカと綺麗に輝いているヘフナーがそんな事になるなんて
10年以上楽器を所有経験があるリーダーでも想像できないだろうし、僕も全く
経験が無い話だ。

最もペグの故障自体が経験が無いわけではない。
17歳の時に所有していたフェンダー・ストラトECはギアからペグの中心が
外れて飛び出してしまった事がある。理由は、弦を張った後、チューニングを
安定させるために強く上に引っ張りすぎたのが理由だった記憶がある。
ライブ直前の出来事だったのでかなり焦ったが、噛み合わせをよく見て戻して
直したら、事なきを得たのだ。

フェンダーのペグは比較的汎用品が流通しているので、その後ペグを同型の
物に交換して、父がフレットを滅茶苦茶に打ち直してしまうまで問題なく愛用
していた。

記憶では、ペグが壊れた事よりも、当時バンドを組んでいた幼馴染のドラマーに
何故だか強く怒られた事の方が印象に残っている。
「本番前になんで弦変えるんだよ!」と。。。確かにそうなのだが、
前日に5時間スタジオに入っていたし、当時はソロがとんでもなく長い音楽を
やっていたので弦はしょっちゅう切っていたのだ。

その方については以前の日記で触れているので興味があれば。

こんな風にギアを噛み合わせてあるペグはふとした拍子に壊れたりする事が
あるのも事実だ。それは仕方の無い事なのである。

但し、リーダーの故障はギアが壊れたとか、そんなものではなくて、
「折れた」のである。新品の楽器のペグが折れるなんて余程の事でもしないと
中々起きない。というか見た事が無い。

リーダーは自分なんかより弦へのアタックも柔らかいし、知ってる人は良くわかると
思うが、小柄でキュートな中性系の男子である。普段から乙女座らしく乙女チックな
行動が目立つし、華奢なヘフナーを購入してからと言うもの、日々大事にケアをし、
弾いた後は必ずチューニングを緩めてネックやペグに負担をかけないようにしていた様子。
弦だってほぼ純正と言うか、ヘフナー・ユーザ御用達であるLa BellaのDeep Talkin'
”ビートル・ベース”を使用している。最近050から始まるセットに変えた様だが、
そもそも039から始まる細いセットこそ近年に発売されたものだし、050のセットとて
ベース用の弦としては抜群に太いという訳でもない。

恐らくヘフナーに通常使う弦で最も太い部類だと、RotoSoundのミディアム用
ブラック・ナイロン弦位だろう。065から始まるこのセットはさすがに太めだが、
ショートやミディアム・スケールのベースでテンションを稼ぐために太目の弦を
張ると言う行為自体が別段珍しいものではないのだ。

まぁヘフナーには過酷なような気もするのだが。

そもそもショート・スケールとは言えヘフナー程弦に制限の多いベースも珍しい。
ラウンド・ワウンドなら、基本的にはミディアム・スケール用か、弦長によって
ショートの物で余り太すぎないものを張れば良いのだが、ヘフナーは基本的に
フラット・ワウンドを張るものなので、ただでなくとも少ないフラット弦の中で、
ヘフナーのスケールに合うものが本当に限られるのだ。
現在購入時にはラウンド弦が付いているが、以前はフラット弦だった。
その当時の弦がピラミッドの弦のようである。

ピラミッドの弦は日本では入手しづらい上に、音色に癖があるので必ずしも
ヘフナーのファースト・チョイスとは言われていない(練馬の某楽器店では推奨弦)。
また高価である。

基本的にはLa Bella(ラ・ベラ)の弦が現状では一番入手し易いだろう。
ラ・ベラのDeep Talkin'に”Beatle Bass”と言うヘフナー専用弦があるので
それなら間違いなく張れる。また、太さも細め(ポール使用のモデル)と太目が
あるので選択肢もある。しかしながらラ・ベラの弦、少なくともリーダーのベースでは
既に2セット分をこの2ヶ月で消費するほど切れているのだ。ベースでこれ程切れる
弦と言うのも全く聞いたことが無い。ヘフナー本体にも原因があるのかもしれないが、
それにしても高い癖に不安になる弦である。また、音色はともかくフラットにする際に
かける研磨も、安くて有名なダダリオのフラット弦などよりはるかに雑な研磨で、
傍から見ていても多少不安になる弦であった。ベース弦としては大御所なはずなのだが。。。

後は国産だと昔から、明記されてないものの「実はヘフナー仕様」として有名な
ヤマハのショート・スケール用フラット弦である。
もっともヤマハのショート・スケール・ベースは実際にはミディアムのスケールなので
ちょうどヘフナーとも合うのかもしれない。これは安くて質が良いと評判で、一度張ると
数年変えないなんていう人も多く存在する。値段も至ってリーズナブル。

他にはRotoSound(ロトサウンド)のミディアム用フラット弦も以前はラ・ベラと並んで
定番だったが、最近はほとんど流通していない。恐らく大阪の某ビーヲタ楽器店くらい
でしか買えないだろう。

安くて定番のダダリオだとショート用では長さが足りず(リーダーが証明)、
ミディアム用だとマシンヘッドに通す穴の部分が細くなってないので通らないとか。

と言う訳で、現状流通している中から選ぶとなると下記のようになる。

Pyramid Gold Short Scale [040-100] ¥14.000位 代理店の新星堂なら安く売ってる

La Bella Deep Talkin' "Beatle Bass"[039-096,050-100] ¥9.000位 比較的入手し易い

RotoSound RS77H [040-090] ¥6.000位 現在大阪某楽器店くらいでしか見かけない。

RotoSound RS88M [060-115] ¥6.000位 所謂”ブラック・ナイロン”弦。
指を弦に置いてもアースにならないのでノイズが難点。”ルーフトップ”なサウンド向け。

YAMAHA H-4010 [050-100] ¥2.000位 安さダントツ、古くは定番弦も最近は流通少なし。

と、この位しか選択肢が無いのである。元々近年フラット弦自体生産してない弦メーカーも
珍しい事ではないのだが、更に特殊スケール、ペグなどの要素も加わって、慎重に選択しないと
普通のショート用、ミディアム用弦が使えないのである。

色んな意味で”スペシャル”なベースなようで。

弦はとりあえず置いておき、早速ヘフナーとペグ折れ的な要素でググってみたものの、
思ったよりそんな案件は見かけなかった。
やはりトラブルも個体差の大きいヘフナーならではの出来事なのか。

蛇足であるが「ヘフナー ペグ 折れ」と検索すると、ペグそのものの話よりも、2chのスレで
よく出てくる自分のことを「折れは」と表現するようなものにばかりヒットしてしまう。。。
まぁ思ったより2chでもヘフナーについて語っているのだなと感心してしまうが。

そんな中でも気になったのが、テンションを稼ぐためにネックのヘッドに付けてある
所謂「ヘッド角度」と言うものである。

このヘッド角度、現在だとモデルによって最初から若干違う場合があるのだが、
それとは別に結構微妙な個体差があるらしい。
ヘッドに角度を付ける事によって弦のテンションを稼ぐと言うのはヘフナーだけの
事ではなくて、主にギブソン系のギターなどに良く見かける仕組なのだが、
これが異なる事によりテンションは結構違ってくるものだ。

角度をきつくすれば通常テンションは上がるもので、ヘフナーのように
ショート・スケールのベースであるならばそういったテンションはある程度有った方が
弾き易いはずなのだ。そうは言ってもヘフナーの場合は基本的に弦高が高いので
弾いてるときは思ったよりもテンションを感じるのだが。

テンションがきつくなると言う事はネックやペグへの負担も高くなるのは当然で、
そういった意味でも華奢なネックを持つヘフナーに必要以上の太い弦を張るのは
避けたほうが楽器のためなのは自明の理だろう。

そんな中で、個体差によりかなりテンションがきつく感じられるヘフナーもあると言う
情報を見かけた。これも個体差の場合と、単にメンテをちゃんとせずにネックが
反ってしまった中古品のヘフナーなんかで弦高が高くてそう感じる場合もあるようだ。

僕は他のヘフナーをほとんど触った事が無いので何とも言えないのだが、確かに
リーダーのヘフナーは思ったよりもテンションがきついような気もしていた。
さすがに買ってすぐにネックが完全に順ゾリする事も無いだろうから、ここら辺は
”ヘッド角の個体差”と言うことになるのかも知れない。

だとすると、今後もペグ折れに戦々恐々としながら弾いてるしかないのだろうか?

ペグまでも華奢ならばネックと違い他社製に交換すると言うのも一つの手である。
例えばゴトーのような国産ペグだと、ギアの精度も高いのでペグを変えただけで
チューニングが安定した、何ていう話を聞くこともある。

とは言ってもゴトーからヘフナーにぴったりなペグなど発売されていない。
そう言えば、Grecoが長年販売している定番コピー・モデルである『VB』シリーズ、
ペグはパッと見でもわかるほど違うものが付いている。ヘフナーのそれに比べて
VBのペグは回しどころも大きく、糸巻きの中心部もヘフナーに比べて太くて
ベース然として物が付いていたと記憶している。

しかし、あれでは何だか台無しである。

誰か、ヘフナーに詳しい人がいればペグが折れてしまうような症状について
対処などをご教授願いたいと思う。

何故うちのリーダーのベースとは言え、他人の僕がそこまで憂いているのかと
思われるだろうし、またしても同性愛疑惑をかけられそうな気もするが、
ビートルズ専科なバンドを始めてから1年弱、今まで手にしてきたような楽器では
覚えの無いようなトラブルや楽器独自の仕様に少々面食らっているのも事実である。
そういう思いは僕らには共通であるので、まぁ情報交換も兼ねてと思った。

後は、次の定職が定まったら、自分もヘフナーを買おうかと思っていたのだ。
僕はポール・オタクを自認していても、本来はギタリストなのでベースは余りポール
仕様にこだわっていなかった。でもやはり自分が愛するのは間違いなくポールで
あるので、ヴァイオリン・ベースは手元に置いておきたいものだ。

しかしながらリーダーのトラブルを聞いているといささか不安になってくるのも事実で、
そんな意味も含めて情報収集をしようと思いこの日記を書いた次第である。

PaulBBC[1].jpg
抜群に美しいシルエットなんですが、もすこし何とかなりませんか?ポールさん・・。
posted by cafebleu at 23:50| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Basses | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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