2006年05月02日

Freedom Rider

「流れです」 by Traffic


3月にウェラー勝手に特集を書いたり、
オーシャン・カラー・シーンがどうとかマザー・アースの
影響された音楽がどうとか書いてたので、
じゃあ彼らに影響を与えた先輩のスティーヴ・ウィンウッド
という僕的に勝手な流れで進めようと思う。

スティーヴ・ウィンウッドは紛れも無く天才ミュージシャンである。
わずか15〜6歳でハモンドもギターもこなす神童として
スペンサー・デーヴィス・グループの中核を担った。
演奏も然ることながら、それ以上に驚かせたのが、余りにソウルフルな
歌声だった。

そして彼は順調に成長を続け、自らがよりイニシアティブを取るための
バンド”トラフィック”を結成した。当初は時代もあり、
かなりサイケ色の強いサウンドを聴かせていたが、後には
より白人としてのソウルの体現を行うようになっていった。

また、トラフィックにはウィンウッドだけでなく、誰でも知ってる
「フィーリング・オールライト」の作者であるデイヴ・メイスンの
流麗なギターや、ジム・キャパルディも後に名を残す事になる。

「フリーダム・ライダー」はアルバム『ジョン・バーレイコン』が
発売された70年代初頭の”ニューソウル”に呼応するような
凝ったコード進行を持つソウル・ロック的ナンバーだ。
この高度な感じが同じ神童スティーヴィー・ワンダーへの
対抗意識を感じるのは僕だけだろうか。

アルバム初頭を飾るインスト「グラッド」から間髪入れず
入る瞬間が何度聴いても格好良い。
予断だが「グラッド」のピアノ・リフはそのまま
オーシャン・カラー・シーンのインスト「オール・アップ」で
パクっていたりする。



このアルバムは彼らの名作の一つでもあるのだが、
取り立ててまとまっているとか充実の楽曲が目白押しという
感じではない。そもそも目白押しどころか曲が6曲しか入っていない。
それでもこの食い足りなさも含め何度も
聴き返したくなるという点で「名盤」なのかも知れない。

ある意味ハイライトは「フリーダム・ライダー」では無く
アルバム・タイトル曲でもある「ジョン・バーレイコン」
では無いだろうか?
この曲は古いトラッド詩を利用した所謂「トラッド」で、
この曲をきっかけにトラッドと言うものを意識したリスナー
なんかも多いんじゃないだろうか?かく言う僕もそうである。

ポール・ウェラーもきっとそうだろう(笑)
posted by cafebleu at 01:55| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Steve Winwood[Traffic] | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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