2007年12月02日

McCartney Years DVD 002

〜『The McCartney Years』 DVD BOX〜



この前は内容以前に、ポールのソングライティングの凄さについて書いていたら
長くなってしまったので、内容にも触れていこうかと思っている。

内容的には1,、2枚目が70年のソロ・デビュー作『マッカートニー』から05年の
『ケイオス・アンド・クリエイション〜』までのプロモ集である。
但し、恐らくは意図的に01年の『ドライビング・レイン』関連のPVは入っていない。
これは前妻などが出演しているクリップなども有る為ではないだろうか。

そして3枚目がライブでの映像が中心で、有名ながらも近年は入手しづらかった
ウイングスの『ロック・ショウ』や91年の『アンプラグド』出演時のダイジェストが中心。
更には05年に初出演したイギリスの名物フェス『グラストンバリー』での映像も。

プロモに関して個人的には、純粋に時代順に観ていきたかった気持も有るのだが、
順不同で見せられる事で前回も書いた”メロディのカオス”をより一層堪能
出来るのかもしれないなとは思う。

一枚目は美しくもスケールの大きい「タッグ・オブ・ウォー」からスタート。
ポールが戦争や紛争を綱引きに例えると言う社会的な歌である。
元々社会的な歌が多い方ではないし、それこそジョンのようなインパクトや
煽動的な要素は余りないのだが、改めて聴くとメロディも美しく、歌に沿うような
アコギの使い方、サビへ入る時のダイナミズムなど、ポールファンにとっては
納得の一曲だろう。綱引きと言う団体競技を戦争へのメタファーにしているのも
中々悪くないと思う。

楽曲解説などについては”コメンタリー”をONにするとポールの
おしゃべりを字幕で楽しみつつ音楽も堪能できるので是非。

続く「セイ・セイ・セイ」はマイケル・ジャクソンとのデュエットで大ヒットを記録した。
僕にとってもこの曲のプロモがポールとの出会いになった思い出深いプロモ。
忘れもしない、小3の頃だった。

このプロモ、ストーリーも凝っていてポールとマイケルが楽しそうに共演している
様も含めてとても秀逸だと思っていたのだが、ビートルズ・ファンにはおなじみの通り、
マイケルはジョンとポールの版権会社、"ノーザン・ソングス"を買い取ってしまい、
裁判沙汰に発展しているのでもしかしたらこれは外されてしまうのではないかと
心配していたが、無事収録。曲としてはトラックの作りはマイケルっぽいが
メロディはポール的だなと個人的には思っている。80年代らしいがこの二人
でしか生まれない楽曲だと思っている。

「シリー・ラブ・ソング」はプロモそのものより音質がCDよりかなり良くなっている。
ポールの弾くミュートをかけたリッケン4001の独特なベース・リフを堪能できる。
冗長だけど、同じコードで3つのメロディを重ねる所とかはポールならでは。

「バンド・オン・ザ・ラン」はさすがに少し前に記念盤でリマスターされたのでそれと
音質はそんなに変わらない。しかしこのプロモ、本当に当時のものなのだろうか?
一見モンティ・パイソンのテリー・ギリアムが作るペイパー・コラージュのようだが、
それにしたってウイングスの代表曲で、ビートルズの写真しか利用しないと言うのは
発表当時では余り考え難い気がするのだが。

「ウィズ・ア・リトル・ラック」はヒット曲なのだが、余りプロモが出回っていなかったので
貴重ではある。プロモ自体はどうと言うものでは無いのだが、音質はかなり良い。

名プロモで人気の「グッドナイト・トゥナイト」は出回っている映像とは別テイクである。
更にレトロなエフェクトがかけられた上、アングルなどが異なる。
この曲と「ベイビーズ・リクエスト」でも同様の処理が今回施されている。
これはこのDVDリリースに伴い新たに作られたものではないだろうか。
実はDVDのマルチアングル処理で元のバージョンも観ることが出来る。

「ウォーター・フォールズ」は時代を感じる合成処理も含めて中々悪くない。
何よりもベストを羽織ったポールが中々可愛らしいではないか。
これも音源はCDと別テイクでアンビエントなキーボードが更に拡がる。

「テイク・イット・アウェイ」はとにかく出演者が豪華。
本人はともかく、リンゴ、スティーブ・ガッド[Stuff]、エリック・スチュワート[10cc]
そして何とジョージ・マーチンまで参加している。
この曲で演奏したほとんどの著名ミュージシャンがプロモにも出演している。

「夢の旅人(Mull Of Kintyre)」は空前の大ヒット曲となったため、プロモも
2テイク作られている。ここでの音質は特筆すべきで、今までCDなどで
目立っていたヒスノイズがかなり軽減され、さらにボーカル・ミックスが
正規テイクとだいぶ異なる。

「別れの時(I've Had Enough)」は既に次作『バック・トゥ・ジ・エッグ』の
メンバーで演奏されているプロモである。この時には揃っていたのだろうか。

「カミング・アップ」はファンには基本の人気プロモ。バンド名も洒落た
”プラスティック・マックス”によるドラムからボーカルまで全員ポールの
仮想バンドである。コメンタリーで細かく本人が解説している。

「ジュニアズ・ファーム」は映像はともかく、音質の向上は凄まじい。
ポールの硬質なベースの音が際立って今までより随分ハードな曲に聴こえる。
若き天才ギタリストだったジミー・マッカロックのリード・ギターの音も素晴しい。

全部は書けないが、それでもこれだけ盛りだくさんである。

因みに、内容そのもの以外にも、メニューでBGMとして流れる音楽や映像も
かなりレアだったりするので是非注目してもらいたい。

と言うわけで、今日はDisc-1について。


「I've Had Enough」 The Wings
posted by cafebleu at 02:26| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Paul McCartney | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月25日

McCartney Years DVD 001

”ポピュラー・ミュージックに在るべきもの全て”

〜『The McCartney Years』 DVD BOX〜



仕事で買い遅れてしまったが、週末ようやっと購入した。
ついでに『フラワーズ・イン・ザ・ダート』に伴うツアー・リハーサルやアルバムについての
コメントなども語られている『プット・イット・ゼア』も廉価で発売されていたのでそれも入手。
こちらについては後々。

それにしてもここまでポールのプロモをちゃんとした形でまとめられていなかった
事自体がある意味で驚きだったが、待たされた分盛りだくさんの内容となった。

『ロック・ショウ』のように既出の映像も有るし、『アンプラグド』のように音源では
すでに有名な物もあるのだが、それらも含め、DVDに収められた音源全てが
新たにリマスタリングとリミックスを施され(5.1chオーディオも有り)、曲によっては
今までと比べ物にならないほどダイナミック・レンジが拡がり、埋もれていた音もクリアに
なった。更にはアルバムなどとは別テイクなんかも収録され、映像は勿論だが、
音源としてもファンにとっては聴き所満載の素晴しいプロモ集になったと言える。

元々DVDの音源再生形式と言うのは、今となってはかなり古いデジタル規格である
CDに比べて基本フォーマットの時点でかなり有利なのである。
今やCDの規格(16bit 44.1KHz)と言うのはデジタル音源としては高品質とは言えず、
個人がデモ録りでPC上の録音ソフト(DTM)やデジタルMTRを使っても普通にその品質を
超えた録音(例えば24bit 48KHzなど)が何の苦も無く出来る時代になっているのだ。

CDに比べ高ビットレート再生が可能なDVDの方がより高音質な再生が可能なのだ。
また、5.1chミックスのような多チャンネル定位のミックスなども環境によって
楽しめるようになっている。

実際に現在ではプロなどでも録音の際は高ビットで録音自体は行って、最後にCD向けに
ビット・コンバータなどをかけてCDフォーマットのミックスを作るのが普通に行われている。
そうする事によって少しでも音質を落とさないようにしているのだ。

そういった恩恵もあって、とにかく音の良いミックスがこのDVDには収録されている。
勿論映像も、既に観たものは多いのだが、そのどれも現在ではYoutubeやブートレグ
などを除けば観る事が難しく、それらは高画質を望みづらいので、その点でも素晴しい
クオリティでプロモを鑑賞する事が出来る。

「ポールはライブの人」と言うのはファンならずとも知られた部分だし、実際解散後の
ビートル達でこれほど定期的にツアーを行っているのはポールだけだ。
なのでライブの音源や映像はそれなりのマテリアルが昔から揃っていた。

それが充実していた故か、逆にこれだけ製作されてきたプロモは逆にリリース時以外
はそれほど陽の目を見なかったというのは皮肉な話だ。

ポールがライブで元気なのは僕が言うまでも無いのだが、基本的に
メディアに露出するのがどんな形であれ嫌いではない人だろう。
それを証拠に、ビートルズ時代でも映画『マジカル・ミステリー・ツアー』では一番の
イニシアティブを握っていたし、酷評されたとは言え、『ブロード・ストリート』のような
パラレル・ワールドの自分を描いたような映画だって製作している。

つまりライブの形を取らずとも元々映像作品にはそれなりに力を入れる人なのだ。

勿論出来については作品にもよるし、賛否両論はあるだろうが、ファンにとって
「グッドナイト・トゥナイト」や「カミング・アップ」のようなプロモは愛すべきものである。
それらが高画質、高音質で収録された本作には本当に価値があるし僕としては
素直に喜びたい。

それにしても、質の高い映像と音源を通して次々に流れるポールの楽曲と言うのは
こう言ったベスト盤的選曲も手伝ってか、圧倒的ですらある。
いくらポールのファンとは言っても嫌いだったり、ヒット曲でも自分ではピンとこない物は
いくらでもあるのだが、このように矢継ぎ早に流れると、好きとか嫌いに関わらず
思わず口ずさんでしまうような、そんなキャッチーでポップなメロディを持つ楽曲の
目白押しである。

”キャッチーでポップな”と言う例えをポールを表現する人は良く使うだろうし、
僕もそうなのだが、例えばキャッチーでポップなポールらしい曲の典型と言うのは
「ハロー・グッドバイ」のような曲だろう。この曲は今作の収録曲ではないが、
個人的には「ポップ」に必要な要素をほぼ兼ね備えた物凄い曲だと思っている。

もっとも若い頃はむしろ、濃密かつ実験的な曲の多い中期ビートルズの楽曲の中では
比較的ストレートで、『サージェント〜』や映画『マジカル・ミステリー・ツアー』に収録
されているようなサイケな音像で実験的な要素の漂う曲(「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」
「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」「マジカル・ミステリー・ツアー」など)に比べると、
普通のシングルっぽく感じて上記のようなインパクトを感じていなかった。

しかしながらこの曲の凄いところは、普通のシングル的なポップソングであるのに
サビらしいサビが無い所である。いやむしろ楽曲全部がサビのようなメロディなのだ。

普通の売れ線なポップ楽曲と言うのは、普通AメロやBメロが有って、場合によっては
更にメロディを挟み込みながら覚え易い”サビ”に向かっていくのである。
わかり易い典型が同じくポール作である「ノー・モア・ロンリー・ナイト」等だろう。
あの曲の場合、静かでやや控えめなAメロで始まって、呼応しあうようなブリッジ部分を
経て楽器全体が入ってくるサビへと繋がる。サビではタイトルがリフレインのように
コールされて覚え易さを増長するような効果を得ているのだ。

それに比べると「ハロー・グッドバイ」は、イントロ無しでいきなりキャッチーな歌が入り、
そうこうしている内にギターのチョーキングが入ったかと思うと決めのような
”You say goodbye, and I say hello”と言うフレーズが続く。
通常楽曲的にはここで一旦ブレイクを挟んだりするような箇所なのだが、間髪居れず
キー・コードの下降循環と言う、コード展開的には一番覚え易い部分、つまり一般的には
サビ的なパートに入るのだが、逆にここの歌メロは意外と大人しく、ここまでの展開が
激しいので聴いている方はある意味カオス状態になって何処がサビなのかさっぱり
わからなくさせてしまうのだ。

普通、サビを際立たせるために意図的にAメロを単調にしたり、奇妙なコード展開を
使ったりするのが”ポップらしいポップ”なのに、ポールのそれはそういう決まりごとを
全く逸脱している。もしこれを凡人がやれば、Aメロの良さもサビのメロディも全て
相殺しあってしまい、曲自体として成り立たなくなるだろう。

しかし、そんな”メロディのカオス状態”でも全てのパートを覚えさせてしまうポールの
メロディ・センスと言うのはやはり半端なものではないのだ。
そんな事に気づいてから「ハロー・グッドバイ」が凄いポップ・ソングだと思うようになった。

実はポールはわかり易いサビへ向かうような楽曲より、何処がサビなのかわからない様な
楽曲の方が多かったりするのだが、それを話してるとDVDの話どころではなくなるので
機会があればその時にでも。

ソロやウイングスの楽曲と言うのは時代背景やその時のポールの嗜好を反映して、
必ずしも「ハロー・グッドバイ」のようにメロディからアレンジまで”ポップ”な訳ではない。
しかしながら続けざまに聴いていると、それがハード・ロックでも、80年代らしい音でも
やはり根底にポールらしい”メロディのカオス”が忍び込んでいて、どれも知らずの内に
覚えてしまう。

本人は「アメリカのハイウェイ・ソング風」なんて言っている「いとしのヘレン」でさえ、
アレンジはハードだが、ふと口ずさんでみると、とてもポップな部分が有ったりするのだ。
それは「ジュニアズ・ファーム」のような曲でも同じ事だろう。

やっぱりポールの事になると長くなるなと思いつつ続きは次回に。

最後に今回のDVDでは様々な事情から意図的に外されたと思われる
アルバム『ドライビング・レイン』からのクリップ「ロンリー・ロード」を。


「Lonely Road」 PV Paul McCartney
posted by cafebleu at 04:37| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Paul McCartney | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月20日

Oh Woman, Oh Why

”変態ポップ・メイカー、ポールを振り返る” 最終回の続き

「1アルバム1曲」

淡々と続きを書きます。

『タッグ・オブ・ウォー』・・・「サムバディ・フー・ケアズ」

「テイク・イット・アウェイ」とどちらにするか迷ったけどこちらで。
ポールのモダンなマイナー調の曲と言うのはウイングスの「ブルー・バード」
辺りから1アルバムに1曲は存在していたりするので、そんな中でも
ファン好みな「サムバディ・フー・ケアズ」は佳曲だなと。
曲調に反して実は相当不穏な歌詞だったりするのもポイント高い。
「マックスウェルズ〜」なんか猟奇的だし、そんな毒のあるポールも好き。

『パイプス・オブ・ピース』・・・「パイプス・オブ・ピース」

このアルバムは前作の続編的と言うか同時期にレコーディングされた
マテリアルが結構使われてるので確かに質感は似ている。
社会的な歌からスタートするのも共通点なら、スターとのデュエットも
入っているのも共通点。中々面白い曲が入っているのだけど、
やっぱりタイトル曲かな。パイプにかけるなんてケルト人らしい
平和への願いじゃないかと。歌いだしのメロディでとろけそう。

『プレス・トゥ・プレイ』・・・「オンリー・ラブ・リメインズ」

既に悪名高き80年代臭満点のアルバム。エリック・スチュワートも
素晴らしいソングライターなのに良いコラボレートにはならなかった。
って言われてるけど、音像はいかにもヒュー・パジャムのそれだけど、
実は楽曲は光るものが少なくない。
全部が良いとは言わないけど結構耳にする事がある。
「オンリー・ラブ・リメインズ」は80年代の「マイ・ラブ」だなと。
勿体ぶった展開だけどそれも悪くないし、ブリッジのメロディは気が利いてる。
ライブでピアノ弾きながら歌ってくれれば良いのに。

『フラワーズ・イン・ザ・ダート』・・・「ディストラクションズ」

佳曲、名曲揃いのアルバム。シングル「ディス・ワン」「マイ・ブレイブ・フェイス」
も優秀だし、「プット・イット・ゼア」はキュートで「モーター・オブ・ラブ」は重厚。
でもポールお得意のモダンな「ディストラクションズ」が一番ゾクっとする。
どんな時にポールが「蝶が頭の中を舞うように狂気」するのか?そんな
ミステリアスな詩作も含めてクールな曲。アコギの使い方が本当に上手い。

『オフ・ザ・グラウンド』・・・「ゴールデン・アース・ガール」

このアルバムは単純に曲の出来だけで言ったらこれが頭一つ抜けてる、
僕はそう思う。ジャケットの青と良く似合う曲。お得意のコードを使って
ポールならではのピアノ・バラードに。この時50歳を超えていたが
こんな瑞々しい歌を聴かせてくれるポールは本当に素晴らしい。
全くライブでもやった記憶が無いし、本人も忘れてそうなのが悲しい。
歌詞的には「マザー・ネイチャーズ・サン」の兄弟的なニュアンスも。

『フレイミング・パイ』・・・「ザ・ソング・ウィ・ワー・シンギング」

ビートルズの『アンソロジー』で大仕事を終えたポールは共同プロデューサー
だったジェフ・リンと気ままな感じでこのアルバムを製作。
どちらかと言うとジョージ人脈だったジェフ・リンとビートルズの作業を通じて
意気投合と言った所だろうか?それもそのはず、ジェフ・リンのELOは
ポールへの憧れの成れの果て。ポール・チルドレンで装飾過剰な
ジェフ・リンとの作業は宅録感溢れるさっぱりとした音作りへ。見事。
切ないほど美しいリンダへの「ビューティフル・ナイト」も良いけど、
久々にトラッド臭全開で来た一曲目「ソング・ウィ・ワー・シンギング」は
見事なオープニング。生々しいD-28のアルペジオから一気に開ける展開。
こういうのに僕はとても、とても弱い。ライブでやってもらえないだろうか?

『ドライビング・レイン』・・・「シーズ・ギヴィン・アップ・トーキング」

以前ブログで「マジック」の持つ深さには触れたので
(その時の日記)今回は上記の曲を。
当初このアルバムが嫌いを越して憤りを感じていたのであるが、音楽は
強烈な拒絶反応の後にじんわり来ると言うのもまた魔法だったりする。
XTCの『イングリッシュ・セトゥルメント』なんか最初は吐き気がして、
絶対XTCなんか聴かないと思っていたが今では尊敬している訳だし。
レディオヘッドがトラッドをヘヴィーに解釈したかのような曲。
歌いだしはトラッドだけど、重心の低いサウンドが途中からフィル・インして
オルタナ風味の現代的な音像になっていく。ヴォーカルが熱くならないのが
クールで格好良い。

『ケイオス・アンド・ザ・クリエイション〜』・・・「シーズ・ソー・ビューティフル」

このアルバムは悩ましい。「フォー・ノー・ワン」第二弾の「イングリッシュ・ティー」
とかポール流『スマイル』の「プロミス・トゥ・ユー・ガール」とかも大好きだけど、
敢えてボーナス・トラックだったこの曲を。曲もアレンジも完成度も高いのだけど
恐らくは余りに暗いのでアルバムから外されたのでは?と思う。今思えばいくら
でも深読みできる歌詞も意味深だし、所謂”ブライアン・ウイルソン”ビートで
内省的な側面に拍車をかけている。ご丁寧にウッドブロックにディレイがかかる
「キャロライン・ノー」サウンドまで登場。後半のインスト・パートは本当に美しい。
ボーナス(B面曲)でこのクオリティと言うのがこのアルバムの充実を物語る。

『メモリー・オールモスト・フル』・・・「フィート・イン・ザ・クラウズ」

新作は最初の3曲がとっつき易くて確かに素晴らしいのだけど、メドレー序盤の
この曲も素晴らしい。ポールらしいざっくりとしたEコードから歌がスタート。
最初は極力シンプルに、そして少しづつコーラスで肉付けされて行き、バンドが
入ってくる。まるでモノクロに少しづつ色づけしていくような、そして
エフェクトかかったコーラスではビーチ・ボーイズの『フレンズ』みたいに。
コードの数ではなくてアレンジの妙で魅せるポールの真骨頂。


アルバムにして20作で20曲。ざっと振り返ってもこれだけ素晴らしい曲を
ポールは残してくれてるし今でも充分元気で居てくれている。
これからも僕は彼の残してくれた素晴らしい音楽を愛していきたい。

最後にここで紹介した曲のプロモやYouTubeならではの投稿者による
秀逸な編集物を紹介して勝手なポール特集は一先ずお終い。

音楽ネタが続いたのでしばらくは日々と勉強に戻る予定。
まぁ僕のやってるバンドの色々も少しづつ。

「Only Love Remains」


「Pipes Of Peace」

ストレートに社会的なプロモ。まぁ理想主義みたいに展開するのに
最後は現実に引き戻されるバランスがポールらしいかな。
でもこういう変装物みるとエリック・アイドルみたいに見えるんだな。

「Distractions」

これは有名なプロモとでも言えば良いか。曲のイメージどおりのクールな
仕上がり。ウォルの5弦ベースを使用したLo-Bの太い音域の使い方なんて
格好良いの一言に尽きるんじゃないかな。
posted by cafebleu at 04:15| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Paul McCartney | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Footprints

”変態ポップ・メイカー、ポールを振り返る” 最終回

「1アルバム1曲」

ポールの新作発表、誕生日なんていう盛り上がりもあったので
独断と偏見でアルバム・レビューとか想いを書いてきたけど、
ポールの誕生日も終わったのでこれで一区切りという事で。
他にもお気に入りのアルバムや曲はいくらでもあるけどそれは
また別の機会にゆるりと書いていこうかなと。

最後は何のアルバムについて書こうか迷った。
近年作ではやっぱり『ケイオス〜』が一番好きだけど、それは
つい2年前にブログやらmixiやらで色々書いたし、それ以外も
『フレイミング・パイ』だって素敵だし。
もはやポールの最高傑作と言う事になっている『ラム』なんかも
取り上げて無いなぁとか。

と言う事で最後は「1アルバム1曲」コラムで締めてみようかなと。
ライブ盤は無しで、一応ファイヤーマンとかコラージュ、オーケストラ
みたいなのは含まず彼やウイングスのオリジナル・アルバムと言える物から。


『マッカートニー』・・・「ジャンク」

これはもう何というか何度も言ってるけど”ポールのトロ”でしょう。
『ホワイト・アルバム』からこの時期くらいまでのアコースティック曲は
ハズレ無しと言っても良いくらい。
美しいコード使い、マイナーから始まってメジャーで解決するタイミング。
優しいヴォーカル。そしてケルト感を伝えるワルツ。
理屈書いてるけど理屈じゃない、そんなポールのおいしい部分。
後に披露した『アンプラグド』での「シンガロング・ジャンク」も美しい。

『ラム』・・・「ハート・オブ・カントリー」

『ラム』は佳曲が多いので悩ましい。
でも「ハート・オブ・カントリー」も綺麗なのに変な曲。
カントリーを可愛く解釈ってのはポールもジョンも共通点なんだけど、
途中ではなぜかブルーズみたいになる。リード・フレーズと歌がシンクロ。
これってブルージー。でもやっぱり綺麗な曲。ポールにしか出来ない技。
『ジェームズ・ポール・マッカートニー』でこれとか「ミッシェル」とかを適当に
爪弾くシーンがあるけど、ああいうので何気なく弾いても美しいメロディ
だってわかるのがポールの歌の凄いところ。

『ワイルド・ライフ』・・・「サム・ピープル・ネバー・ノウ」

パッと聴くと地味な曲多いけど、中々スルメ的なアルバム。
リーダーに洗脳されて「トゥモロウ」にしようかと思ったけど、
長尺でだらしくなく、でも美しい「サム・ピープル・ネバー・ノウ」で。
アコギの素朴なイントロと裏からさりげなく入るベース。これで決まり。
ささやくようなヴォーカルも最高。徹頭徹尾アレンジはシンプルで
Aメロ-Bメロの繰り返しで6分超えるのだけど、ファンにはたまらない
一曲なんではないかなと思ってしまう。

『レッド・ローズ・スピードウェイ』・・・「リトル・ラム・ドラゴンフライ」

もう毎度大好きだと言ってるけど、このアルバムではこれが完成度で
抜けてる気がするので。僕が勝手に「ケルト組曲」と名づけてる。
もう、全てのパートが全部美しいのに次々展開しちゃう。凄い曲。
本人はまるでライブで披露しないけど、昔カバー・バンドのターコイズ
(現ファイヤーグロウズ)がポールのバースデー・イベントで披露してくれたのは
忘れられない思い出だったりする。ポール役の寄本さんに話しかけたら
「マニアは好きだよね〜」と言われたのも忘れられない(笑)。
寄本さんが本当の「マニア」である(笑)。

『バンド・オン・ザ・ラン』・・・「ミセス・ヴァンデビルド」

勿論「ブルー・バード」や「ノー・ワーズ」のような美しい曲もあるのだけど、
子供の頃この歌が大好きだった。こればっかりリピートしていたら父に
頭はたかれたのを思い出す(笑)。いい加減なアフリカ風味とか
「ホッヘホ」とか素敵じゃない。ジャズベースの
ぶっといベース・サウンドも最高。多分年末くらいのライブでカバーする。

『ヴィーナス・アンド・マース』・・・「コール・ミー・バック・アゲイン」

個人的には難しいアルバム・・・通してはほとんど耳にしなかったりするので。
いや、ある意味ウイングスの頂点的なアルバムなんだけど、これらの楽曲は
『オーバー・アメリカ』で聴いたほうが良い気がする。「ワインカラーの少女」は
アルバムではなんとも思わなかったけどライブでは素晴らしいポール流
”マイナー・ブルーズ”だし、「あの娘におせっかい」も完璧なヒット・チューン。
でもこのアルバムでは「ニューオリンズ」に赴いたことが話題になっていたのだから
そんな香りが少しだけする「コール・ミー・バック・アゲイン」を。粘っこいリズムと
ヴォーカル、ポールなりにR&Bへの敬意を示したようなソウルフルな曲。

『スピード・オブ・サウンド』・・・「ウォーム・アンド・ビューティフル」

「ポールの”うた”が少ないなぁ・・・」一聴してそう感じるアルバム。
ライブ用の企画盤と思えば良いのかも知れないが他の面子の歌は
僕には退屈だ。「ワイノ・ジュンコ」って日本語かと思ったとかそんな感想。。
このアルバムは「ウォーム・アンド・ビューティフル」でしょう。
勿論「幸せのノック」や「心のラブ・ソング」とかヒットチューンは完成度高いけど、
「ウォーム・アンド・ビューティフル」の甘ったるい胸キュン度は
素晴らしいと思う。これもリーダーに教えてもらったけど、ライナス・オブ・ハリウッド
がこの曲をビーチ・ボーイズ風アカペラでカバーしたのは凄かった。この曲なぜか
スタックリッジみたいなB級ポップ・バンドも思い出す。

『ロンドン・タウン』・・・「ロンドン・タウン」

この名盤では素直にタイトル曲を。エレピのイントロから
静かに立ち上がるオープニングってだけでも素敵だ。
Bメロの開けるような展開も何度聴いても惚れぼれする。
後半は少しドタバタするけどそれもまたポール。

『バック・トゥ・ジ・エッグ』・・・「ウインター・ローズ」

これも”トロ”ですかね。英語が一語一句わかるわけでは無いけど、
これを聴くと英国(スコットランド)冬の白い大地が自分の心の視界に
すっと拡がっていくような錯覚を覚える。かすれたヴォーカルも良い。
「ラブ・アウェイク」につながって行くのも完璧。

『マッカートニーU』・・・「ウォーター・フォールズ」

評価は高いだろうけど、これも個人的には難しい。これはさすがに
ただの”宅録テクノまがい”だろうって。でもそんな手作り感が
良いと言われればそうかも知れないとか・・・。
友人で『ウォータ・フォールズ』の12インチ・シングル持ってる奴が
昔いて、散々自慢されたので嫌になっただけかもしれない(笑)。
「ウォーター・フォールズ」は文句無しのアンビエント感溢れるバラード。
「白熊を追いかけないで」って言う事でプロモにも白熊登場。
このプロモが人気高いと思う。「カミング・アップ」の
”プラスティック・マックス”もイカしてます。


前半折り返したところで長くなったので続きは次回。
posted by cafebleu at 01:43| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Paul McCartney | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月15日

Paul Is Live

”変態ポップ・メイカー、ポールを振り返る” その6

「ポールはライブの人」

ここまでアルバム単位で振り返ってきたのだけど、ここでは
ポールの主戦場とも言えるライブ活動について書いてみようかと。

ビートルズが64年から66年にかけて行った過密スケジュールによる
ライブ・ツアーによって、少なくともジョンとジョージにとってライブとは
トラウマになってしまったようだ。年3枚のアルバム作りのノルマとTV出演、
そしてそれに伴う全国行脚。今では良く語られているが、当時はスタジアム
向けのPAもまともでは無い時代な上、残っているライブの映像を観ても
ファンの絶叫だけがスタジアムを包み込んでいたりする。

今では先進的だったと言われているプロモ・ビデオの製作も発端は、
「ビデオを作れば世界で流れるからライブもTV出演もしなくて済む」
何て言う現実的な理由も作成された背景にはあったようだ。

映像版『アンソロジー』でもそこら辺の事は語られていて、ポールと同様に
比較的ソロでもライブを行っているリンゴですら当時の述懐では余り
良い思い出とまでは行かない様であった。

結局ビートルズとしてのライブ・ツアーは66年の8月30日、サンフランシスコの
キャンドルスティック・パークでの公演が最後のライブとなった。
これはファンにとっては有名な話だ。この公演だけの写真集が発売されていた
事を踏まえてもこの日がビートル達にもファンにとっても現在では一つの節目に
なっていると言えるのではないだろうか。

話が戻るが『アンソロジー』でリンゴとジョージが異口同音に言っているのが
「少なくともポールはライブも嫌じゃなかったし、続けたかったんじゃないかな」
と言っている事。そして続いてポールのコメントは、
「女の子が頭を振り乱してキャーキャー言ってるのは悪くなかったなぁ」

ポールはアイドルを謳歌していたようである。

ビートルズ自体がライブに消極的になっていくのは勿論上記の理由もあるし、
『リボルバー』辺りからは当時の鍵盤楽器や4人だけではその再現も難しく
なりつつあったと言うのも根底にはあるだろう。既に66年のツアーの段階で、
新作であった『リボルバー』から演奏された曲は一曲も無かった。
66年リリースの曲で演奏されたのは「ペイパーバック・ライター」1曲のみである。

その後『サージェント〜』をリリースし、ビートルズの「引き篭りバンド」具合は
ピークに達していくのでライブの終焉はある意味必然だったと言えるのかも
知れない。

ポールがビートルズ解散後もパーマネントなバンド結成に早くから拘っていた事、
それは何よりもライブ活動を定期的に出来る環境が欲しかったからと言う事だろう。
ジョンも名義上”プラスティック・オノ・バンド”という名称を使ったが、それは恒久的な
バンドではなくて、名前の通りプラスティックな物であった。

逆にウイングスはライブに始まり、(逮捕のせいではあるが)ライブで終わった
バンドである。ただし”パーマネント”なメンバー編成を得る事は、結局最後まで
出来なかったが。

考えても見ればそれは当たり前で、ポールが選ぶ人選は明らかに”格下”と言える
ような人選だった。70年代初頭、クラプトンとウインウッドのブラインド・フェイスや
マリオットとフランプトンのハンブル・パイ、名前の通りベック・ボガード・アンド・アピス
のような所謂”スーパー・グループ”と銘打たれた60年代には別個で活動していた
スターたちの集合離散が繰り返されていた。そんな一時的なセッション・グループの
ような寄り合いにしたくは無いというポールの気持ちもわからなくは無いが、タダでさえ
ビートルの中で一番エゴの強そうなポールが無名の若者たちを前にしたら
いくらウイングスと言う固有名詞を与えられたところで、それはポールの独壇場でしか
無かったと言えるだろう。また、変にメンバーもバンド名を貰えるものだから少しは
意見が言えるのではないだろうかとか考えてしまい、結果思う事は何でも出来ずに
脱退と言う事になるのだろう。誰だってライブや楽曲を残したくてバンドに加入して
いるのにいきなり「アフリカで次は録音するぞ〜」とか言われれば気が滅入る。

それはさておき、ポールは非常にライブの音源や映像が今でも豊富に残っている。
ビートルズ以降のライブ盤も、正規のリリースだけで『オーバー・アメリカ』
『トリッピング・ライブ』、『ポール・イズ・ライブ』、『バック・イン・ザ・ワールド』のような
ツアーの(ほぼ)収録盤もあるし、アンプラグドやオールディーズ中心のような企画物
もいくつか存在していたりする。勿論映像もそれは然りである。

初期ウイングスはビートルズの楽曲を取り上げないポリシーで動いていたので
レパートリーも少なく、バンドとしてもこれからの段階だったので、大学をゲリラ的
に回るツアーや欧州の近国程度までしか足を伸ばさなかった。
それでも『ワイルド・ライフ』や『レッド・ローズ〜』はライブを前提にしたような曲が
多く含まれているのでポールの中にツアーをやるというのは確固とした目標だった
のだろう。今ではボーナスなどでそれらの音源の一部を聴く事は出来るし、この
時期のブートなども結構存在していたりする。また、初期の面子は、ドラムを
除いて、無名では有るがパブロック界隈にいた所謂ケルト系の英国人が主体に
なっているので後のウイングスとは違う雰囲気があってそれはそれで興味深い。


「ザ・メス」 有名なTVショウ、『James Paul McCartney』の映像だろう。

ウイングスは中期になるといよいよワールド・ツアーを開始するので公式、
ブート共に映像、音源は豊富に残っていたりする。75〜6年の面子
(変な日本かぶれのドラマーだけすぐに交代しているが)はライブバンド
としては完成された面子なので”大陸的ロック”としてのウイングスはここで
完成している。僕はジョー・イングリッシュのやたらとライドを多用する上、
個性的な鳴らし方をするスタイルを「チンドン屋ドラム」と呼んでいる。
ポールの選ぶドラマーは個性的な人が多い。


「レッティング・ゴー」「ハイ・ハイ・ハイ」、75年のオーストラリア・ツアー。
日本で放送されたもののようで字幕付です。この年は来日許可が
降りずに来る事も出来なかったので代わりに放送されたのか?
「レッティング・ゴー」は明らかにスタジオ盤より優れている。そして
「ハイ・ハイ・ハイ」では字幕は付きません(笑)


75〜6年のメンバーを従えてウイングスは世界ツアーに挑むわけで、
その成果は『オーバー・アメリカ』として今や70年代ロックのライブ盤の
中でも好盤の一つに挙げられている訳だけど、そのバンドも程なく
2名が脱退。かくしてウイングスはまたもやリード・ギターとドラムの
面子が変わる。そして末期のウイングスはそれまでの横ノリ的な
グルーヴからニューウェイブ時代を反映した”縦ノリ”で英国的な
バンド・サウンドに変貌を遂げる事になる。この時期は後の逮捕劇も
あって英国でのツアーと年末に行われた『カンボジア救済難民コンサート』
程度の音源しか残っていないのだが、『カンボジア〜』がビッグイベントだった
事と、英国ツアーがちゃんと録音されていた事もあってか思ったよりも音、映像
共に出回っている。このツアー時の演奏、選曲もファンには人気が高い。


ビートルズ時代の人気曲「ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ 」。
当時のツアーのオープニング曲である。BBを手にしたポールがタイトで
引き締まったベース・サウンドを聴かせる。素晴らしいオープニングなのだが
ビートルズの曲をトップに選んでいる辺りからもウイングスへの迷いが
有るのかも知れない。この時期のツアーは他にも「エヴリー・ナイト」
「フール・オン・ザ・ヒル」「レット・イット・ビー」
「ホット・アズ・サン」「ワンダフル・クリスマス・タイム」等
非ウイングスからの選曲が目立つ。
また米シングル『カミング・アップ』のライブ版は
ソロ名義ではあるものの、79年ウイングスのグラスゴー公演のテイクである。
79年末の『カンボジア難民救済コンサート』より。


ウイングスの消滅以降、ポールの80年代は『ライブ・エイド』のようなイベント
以外では行われることは無かった。アルバムでも今までのような固定の面子
では無く、楽曲に応じたスタジオ・ミュージシャン等を用いるようになる。
なので80年代の純粋なツアー音源は存在しないのだが、いくつかのTV出演
などでライブ演奏は行っていたりする。


サックスとかコーラスなど入るものの、「オンリー・ラブ・リメインズ」の
ピアノによるほぼ独奏。TVショウだろう。
最初に映っていたのはジュールズ・ホランド?だとすると・・・。
ここではミドルのヴォーカルが中々味わい深い。
『プレス・トゥ・プレイ』で聴けるテイクでは
過剰な装飾の中で埋もれていたポールのヴォーカルの表情が
しっかりと聴き取れる。


90年代に入るとポールは俄然ライブ漬けの生活にシフトチェンジする。
先ずはアルバム『フラワーズ・イン・ザ・ダート』に伴うワールド・ツアー。
この時はようやく日本にも演奏する事が出来た。この時期からの
音源は時代が進化した事も含めて公式、非公式ともかなりの数に渡る
音源が存在する。公式映像でも『ゲット・バック』『ポール・イズ・ライブ』
など有名どころは存在するし、各種イベント・ライブ等でもポールの演奏、
ヴォーカルはそんなに苦労しなくとも目にする事は出来る。


97年に行われたチャリティー『Music for MONTSERRAT』における
”オール・スター”による「ゴールデン・スランバーズ〜ジ・エンド」のメドレー。
ドラムはフィル・コリンズだし、最後のギター・バトルはポール、クラプトン、
マーク・ノップラーという豪華さ。ベタなんだけど、結構背筋がゾクゾクする
スター集結版”アビー・ロード”メドレーである。


新作『メモリー・オールモスト・フル』におけるライブ映像も早速
目にする事が出来る。


新作収録曲の中でも如何にもライブ向きな「オンリー・ママ・ノウズ」。
65歳のポールは現在でも激しくシャウトしてみせる。素晴らしい。
『ジュールズ・ホランド・ショー』出演時のもののようだ。
posted by cafebleu at 10:26| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Paul McCartney | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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