2018年01月14日

iQos互換機の悩ましき故障率(iBuddy)

-ネットはステマで溢れかえっていないか?-

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iBuddy本体。色は黒、白、赤が有る。せっかくなのでiQos標準には無い赤にしてみた。サイズは小さめで見た目の雰囲気も悪くない。が、それ以前の問題が。。


加熱式タバコ市場も大分大きくなりつつあり、会社の喫煙所なんかでもiQosを多く見かけるようになった。かくいう自分もiQosユーザで、実は普通のタバコはもう1年以上吸ってない。つまりハイブリットではなく完全移行スモーカーという感じ。

iQos、実は名古屋の試験販売時に初期モデル(今のiQosと結構違いがあり、カートリッジがプラではなくアルミ削り出しだった)を直ぐ買い、それも残っている(もう壊れたが)。その頃はタバコとの味の違いに苦戦したが、今ではタバコが吸えなくなってしまった。なら止めろよという話だが、それは置いておく。

新しもの好きなので、加熱式タバコが出たら大体買っている。当時仕事が全国を巡るような担当だったのを良いことに、試験販売時代からiQos(名古屋)、Ploom Tech(福岡)、glo(仙台)と行く度に入手していた。

色々試したが、結局iQosが一番かなと言うのが僕の個人的感想。iQos→Ploomtech→gloの順かな。まだiQosにも改善して欲しいところは有るけど、バランスと言うか。単に慣れかもしれないけど。後はそもそも加熱式タバコの開発ってiQosの発売元であるフィリップ・モリスが20年近くかけて開発したらしい。それに対してJT(プルームテック)やケントで知られるブリティッシュ・アメリカン・タバコ(グロー)がそこまで事前に開発していたかは微妙な気がする。実はプルームテックは試験販売時代に別のフォーマット、Techの付かない"Ploom"という型式で発売されていたことも有るので試行錯誤なんだろう。

因みに"Ploom"時代のほうがiQosやgloに近い加熱式タバコだったが、今の"Ploom Tech"はどちらかと言うと水分(グリセリン)を吸わせながら通り道のタバコ葉から味やニコチンを引き出す電子タバコ(Vape)に近いのだ。これは恐らくニコチンリキッドが日本では禁止されているので(だので日本で販売されているVapeのリキッドは全てニコチンなし)、回避策という側面も有るのだろう。

それはさておき、今日はiQos互換機の話、知ってる人は知ってるし、知らない人は「え、iQosの互換機って何よ?」と言う話だろう。

そもそも現在の加熱式タバコマーケットはフォーマットがメーカー毎に全て違う状態で、言わば「抱き合わせ商法」だ。もし、あなたがタバコを吸いたいとして、今日は何を買おうかなと思った時、その選択は自由だ。マルボロ(フィリップ・モリス)でもいいし、メビウス(JT)でもいい、いや自分はケント(BAT)派ですとか色々有るだろうし選択は自由だ。

それに対して、加熱式タバコの場合、生身の人間とタバコの間に加熱する為の機器が介在することになる。この機器とタバコがメーカー別に違う形をしているので抱き合わせそのものなのだ。ある種の垂直統合型システム?

だから今までメビウスを吸っていた人でもiQosをチョイスしたのなら、フィリップ・モリスが販売する機器(iQos本体)とタバコ(ヒートスティック)を買うしか無い。味は幾らか種類が有るが、マルボロブランドのヒートスティックを買うしか無い訳だ。gloならケント・ネオスティック、PloomTechならメビウスのタバコカプセルだ。異なる組み合わせでは吸うことは出来ない。当たり前だけど。

メーカーも今は正直機器で儲けを取ってやろうとは然程思ってないだろう。先ずは吸うための機器を広めて、そうすれば自然と買う銘柄も自社製品で縛れるから、長い目で見ればそのシェア率によるリターンが大きい。デファクトスタンダードが出来上がるまではお互い簡単には譲れない戦いだろう。もし、スタンダードが事実上、若しくは結果で確定すれば、そのフォーマット(機器)に合わせて他社は利用料やパテントなり払って互換機やタバコを販売する日も来るかもしれない。そういう事も含めて先ずは自社の機器を広めることが大事な時期だ。そして、今現在フィリップ・モリス(iQos)が頭一つリードしている状況だ。煙やタールの少ないタバコのニーズは潜在的には多かっただろうから、これが未来型タバコを決めてしまいそうなので他社も相当焦っているような気がする。

なので、正式には現在のところ互換機なるものは存在しない。恐らくパテントなどもある。その中でもパテントなどに抵触しないような形で徐々に「勝手互換機」が登場し始めている。特に発売が早かったし、シェアも多いiQosには結構な数の「勝手互換機」が登場し始めている。その中でも一部の間で話題になってるのが今日のお話『iBuddy』だ。

iBuddyは写真の通りの姿なのだが、サイズ的にはiQosより小さい。iQosの様に充電器とホルダーが別々ではなく、一体型なのだ。つまりgloに近いスタイル。iQosを吸っていると、ホルダーが都度充電要のため、連続吸いが出来ないという事もあり、2セット持ち歩いたりとか、そんな事をしてる人も居る。それがiBuddyなら可能なのだ。これは便利そうだと思った。公式URLは以下。


http://www.ibuddy.jp/


これを見ると以下のような特徴が記されている。

・加熱式たばこ界の革命児。iBuddy社が開発した、たばこスティックが吸える専用のデバイスです。
アイコスなどに使用される直径7mm程度のたばこスティックがご利用可能です。

・たばこスティックを連続で吸いたい!そんな願いをiBuddyは叶えます。しかも最大6本連続の喫煙が可能!1回の充電では16本程度利用可能です。1本ごとに充電する必要はない、お手軽なデバイスです!

・iBuddyでは棒状の熱源を採用しております。たばこスティックの個体差はありますが、熱がムラなく均一に、きれいに伝わり、比較的煙の出が良く、iBuddyならではのおいしさをお楽しみいただけます。


色々ツッコみたくなるが、たばこスティックとは要するにヒートスティックのことだろう。確かにヒートスティックがちょうど吸える形状だ。そしてそんな商品は今のところヒートスティックしか無い。

連続吸いが出来ることも本当。これは便利だが、最大16本が少ない。実際はもっと早いペースで電池が無くなっていく。つまり1台満充電で一箱吸えない機器とも言えるわけ。

本家iQosは加熱部分がブレード状で、これが一歩間違えると折れたりするので気を使うが、iBuddyは太めの棒状なのだ。これを売りにしているようだし、ネットの紹介ブログなんかでもここが良いとされているが、これが一番問題で、先ず棒状だが太めなのでヒートスティックが思いの外刺さりづらい。ヒートスティックを太い棒でズブズブ穴をあけるようなものだ。更には棒状で面積が小さい分汚れやすい。汚れるともっと刺さりづらくなる!面積が小さい分汚れるとあっと言う間に味も劣化するのだ。この状態を知って、本家がブレード状にしている理由を理解したりした。

味自体はクリーンな状態なら確かに悪くない。iQosで吸うより美味しいとか言う評がブログでは見られるけど、そこは個人差かなと。そして、吸い終わってまた直ぐ吸えるのは確かに便利だ。仲間と喫煙所で休憩に一服と言う時、iQosだと先に終わってしまい、仲間が2本目のタバコに火を付けてもこちらはひたすら点滅が終わる(充電している)のを待つしか無く、タイミングが合わないということを経験した人は居るだろう。そういう時でも待ち時間が殆ど無く次のヒートスティックが吸える。これは限られた休憩の中では有難いかもしれない。

しかし、上記の加熱部分の欠点は思った以上にあり、実際汚れやすいし、そうなると味も悪いわ吸いづらいわなのだが、そういう評がほとんど紹介ブログでは書かれてないんだよなぁ。。

それ以上に困ったもんなのが、実は「これはいい!」と思ってポチッと購入したら、届いた瞬間から壊れていたこと。いくら電源ボタンを言われたとおりに押しても電源が入るどころかうんともすんとも言わない。充電するとLEDは光るのだが、何時間、何日充電しようがその後電源は一向に入らない。こりゃダメだと思い、説明書に書いてあるサポートに電話したら「購入したショップに相談してください」。

あー初期不良でそういう対応なのねと。まぁパチもんなのは承知してるししょうが無いとは思いつつも、「なら電話番号なんて書くな」と強く憤りショップに電話したら「あー、、初期不良だと思うので返送してくれれば交換します」との事。有難いが、またかという空気がしっかり伝わってきたよ。

という訳で到着早々全く使えない状態から一週間、交換品も届き、今回は電源が付くことを確認。ようやっとヒートスティックを吸えて、サブとして試していたのだが、1ヶ月ほどして正月が明けて少しした所でまた充電はすれども電源は全くつかない症状が。。。正直一箱も吸ってないくらいタマにしか使ってないのにこの故障率。。。今回は取説の番号にはハナから連絡せず、再度ショップに相談。また交換してくれるとのことだった。

正直、1ヶ月で二度も壊れれば、もうこれはいいかなとも思うのだが、おカネ払って買ったものだし、一応聞いてみたら交換対応してくれるとの話なので、もう一度だけ交換してもらおうと思う。しかしこの故障率はかなりエグい。これに関しても何処かのブログで「壊れやすいiQosより全然壊れない」とか書いてあったけど、おいおい、しっかり検証してから言ってくれよと言いたくなる。まぁステマなのかもしれない。

iQosも確かによく壊れるが(1年で3回交換したことがある)、サポートが明確で使いやすく(順を追えるような故障ならWEBから依頼できる)手間が少ない。特に2.4+は特定のロットの時に故障が多かったが、今は落ち着いてる。

それにしてもiBuddyはそもそもの耐性も含めて大丈夫かと言いたくなるし、届いて早々電源も入らないとか、いくら電子機器でもダメダメ過ぎるだろうとか、困ったものなのである。正直本家iQosを所有してない上で、これをメインに使ってみようかなと言う向きには全くオススメできない。と言うか、少なくとも自分のように買って早々、そして次は1ヶ月持たずに壊れるという経験をすると、サブ機としてもオススメできない。素直にiQos2台持ちがベストソリューションかと思われる。もうコンビニにも普通に置いてあるようになったしね。

という訳で、iBuddy、その発想(コンパクトさや連続吸い可能な)は悪くないと思うけど、もう少し生産精度や加熱部分(ここが一番特許が絡むので勝手メーカーには難しいだろうけど)を上げていかないと、実用では難しいかなというのが僕の感想である。

他にも幾つか勝手互換機は有るのだが、何となく懲りてしまったので純正以外は今後余り手を出さない気がする。。
posted by cafebleu at 14:27| 東京 ☀| Comment(0) | 加熱式タバコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする