2005年12月29日

If You Were There

「ヤマタツの70年代をある意味狂わせた魔法の商業ソウル」 by Isley Brothers


ファンキーなものは好きだが深くソウルには入れ込んで無い友人がいて、彼に
「カーティスとかマーヴィン以外だとニューソウルって何聴いたらイケてるかな?」と
聴かれたので、「アイズレーなんかどうよ?」って言ったら

「あ〜、悪くは無いんだろうけど自分みたいなソウルファンとは言い難い人間には何だか濃すぎる」

と一蹴されてしまった。

濃い?確かにキャラが濃い。
「ワーク・トゥ・ドゥ」や「ザット・レディ」などもかなり濃い。
カバーの「イッツ・トゥー・レイト」までずいぶん濃い仕上がりだ。
ファルセットも何だかリアルで艶めかしい。

僕はアイズレーがニューソウルの時代に、
カーティスやマーヴィン、ダニー・ハザウェイや
スライやアル・グリーンにだって負けないくらい
クリエイティブな作品を作ってたと思っている。
ある意味アルバム一枚楽しむという観点で見ると、
偉大な彼らよりとっつきやすい所もあるし、
バラエティに富んでいてとても聴きやすい。

しかしながら、上の人たちに比べてアイズレーは
何だか過小評価されてる気がしてるのだ。
それは何故だろうと最近たまに考えていた。

そんな時に友人の「濃い」と言う一言でピンときた。

何だか音楽そのものよりも怪しいあのグループにイメージ、
知る人ならとうに知っている「同性愛」のキーワード。
その艶めかしさから生まれる?セクシーなファルセットや熱いヴォーカル。

僕も確かにスタイルで音楽を多分に
評価してしまう傾向があるので自戒を込めて書くが、
音楽とはやはりそれだけではなく、「内包する質の高さ」も評価してあげたい。

ジャンルは全然違うが、
ティーンエイジ・ファンクラブなんかは明らかに皆匿名性の高い
「ただの人というか今はもうオッサン」達だが、
その音楽はいまだに瑞々しくてエバーグリーンなポップである。
ポップ好きな人の中で今でも特別な存在である事には変わらない。

そんな事を前の日記でモッズ云々を語っていた自分が書くこと自体が大きな間違いだが。

さておき、「イフ・ユー・ワー・ゼア」、
イントロからしてやや甘く、そこにスウィートなヴォーカルが乗る。
ボンゴ(コンガ?)のミックスが大きいのもリズミカルでご機嫌な感じ。

やっぱりアイズレーのサウンドって素敵だと思う。
トータルではこの時代の音楽としては
一番好きかもしれない。
前の日記と被るがこれも晴れたうららかに日に車のBGMとして
いいんじゃないかな。

ニューソウルが好きなら避けて通れない名作、『3+3』に収録。



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posted by cafebleu at 00:23| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | The Isley Brothers | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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