2013年02月10日

独りと向き合う年齢

2013年も明けた。
(書き始めたのは1月頭だったけど忙しくて放っておいたら2月になった)

このブログも一時的にやっていなかった時期は有るし
アメブロ〜自力(MT)〜Seesaaブログと場所を移してきた
中での事だけど、それでも最初の投稿が2005年12月だから
もうこのブログも細々8年目を迎えている。

僕の中には「10年続けると、結果が出ようが出まいが自分には何らかの成果になる」と
いう考え方が有る。そういう意味では区切りの10年まで後2年は少なくとも
時折文を綴ってみようと思うのである。

所で年頭にいつも何を書いてるのだろうと、ふと過去を見返してみると
去年は愛猫の事もあり1月は更新がなく、一昨年はその少し前に参加していた
初のWingsfanイベント参加後で少しジョンやポールのソロ作品の再発やポール作品が
ユニバーサルにレーベルが移ったことを記している。

2010年の最初は、年末に車が壊れて遠出が出来ない正月になったので
猫と寝正月を過ごしてるとか、エスプレッソマシンを買ってどうだとか
他愛もない感じである。

まぁそれ以上深追いしても仕方ないので止めておくが、やはり切り取った日々を
見返してみると、その時自分がどういう方向性を向いているかだとか
どんな事にこだわっていたか等が見えてくる。

そもそもが音楽の私的レビューから始まったブログだけど、途中から日々も
書くようになって、その頃といえば自分が技術的にどうすれば自分なりに秀でた
部分を持てるかというのに力を割いてるし、実際自分も技術的な事が一番の興味
だったのかなと思う。音楽もやってるけど技術課題の話が目に付く。

そこから少し経つと最近ではまた音楽熱がそこそこ高まっているのか、昔からの
レビューや、ライブを見てきたという話が増えていく。最も仕事の方で重きを
置かなければならないことが技術的なことから管理的な部分へとシフトしてきている
と言うのも有る。特に1年半前に上司が諸事情で退社してからは実質の後を担う人材が
居ないので残った人間でやり繰りしているという実情も有るからだけど。

しかし、最近はTwitterやFacebookのようなSNSの多様化も進んでいる中、自分も
それらを利用するようになってきて、特に短文での日常表現にはそちらの方が
具合も良いし、周囲とのコミュニケーションも図りやすいことから、ちょっとした
日常や想いはそちらで、ここは完全に長文の私小説的世界観になりつつ有るので
更新も少しつづ間隔が空くようになってきている。

実際仕事が忙しいと中々長文で日々を切り取るとか、音楽のレビューを書くのは
難しくなってくるものである。

個人的には震災以降、業務的にも人の配置的にも大きな変動が続いて
仕事を取り巻く環境にも変化が起こり続け、特に昨年は何度も土壇場に
追い込まれる中での仕事が続いて正直体調まで崩すほど精神的、肉体的に
追い込まれ続けた。

それはどちらかと言うと、仕事自体の拘束時間も有るけど、前のように
単純に技術的な作業をするだけでなく、その変更や導入を行った際の
責任者が立場云々の前に自分しか居なくなったというのも有るし
矢面に立つ局面が増えたというのも有る。でも結局技術的なコアも
引き続き自分であるわけだから、両面のプレッシャーは途中から相当な
もので、単純な仕事量とは別の次元で常に何処かで追い詰められていた。

それが現在も治療中の内臓疾患に繋がったのは間違いないんだろうとは思う。

とは言えピンチは常に次へのチャンスに成り得るので、今はそこで得た
失敗や今後の人材育成の課題をどう処理していくかにかかってると思う。

大体スポーツとかもそうで、ランナー背負って急に登板させられたとして
そのまま打ち込まれればもうこいつは使えないって話になるわけだし
逆にそこで一人もランナーを返さなければピンチを凌いだと評価されるわけで。

別に今のところ会社での立場が急に昇進したわけでも無いのだけど
それは30代もいよいよ最後半に差し掛かっていく年齢と、今の職場に来て
既に5年の月日が経ちつつ有る中で、否が応にもこれから僕は人やタスクを
管理すると言う事を、意識せざるを得なくなっている。

ある意味それは僕が得意とすることではない。自己管理はともかくとしても
実際僕は団体行動を常に子供の頃から苦手としてきたし、一人っ子で常に
自分の内面にある部分と向き合ってきたような者だからである。

技術的なことも、自分が興味を持ったわけだし、それで生きていけそうだと
踏んだというのも有るけど、元々は研究肌だと自分では思っているしいまだ
チームの誰よりも研究心や新しいことへの意欲というのは高いのが実情だ。

僕は最初からIT業界で生きていくのを決めた時に、この業種で生きれること自体
"2番目に好きなことで食えている"と言う意識を持っていた。
つまりこういう業種が好きなのである。

世間ではIT業界の就業形態の悪さや多重派遣、出向等が問題になっていて
そこに付随して"ITインフラのコンビニエンス化"が顕著になって、エンジニアや
オペレーターは24時間365日苦しめられていると言うような実情も有る。
開発現場でも過酷なプロジェクトを"デスマーチ"なんて表現する時が有る。
エンタープライズのインフラSEだって一つのシステムのライフサイクルが
どんどん短くなっている中で、ようやっと一つのシステムをリリースして
初期のバグや問題をFixしている内に次世代の構築準備は始まっているのである。

それを苦しいといえばそうなのかも知れないし、僕のようなネットワーク系の
人間にとって、それが企業であれ個人であれユーザの欲求は日増しに高まっているし
早くて快適に使えてるのが当たり前の時代である。スマートフォンやタブレットの
普及でユビキタス化はその言葉が多少陳腐に聞こえる現在でも浸透し続けてるし
実際に大げさなコンピュータなど持って歩かなくても誰でもITインフラを意識的で
あれ無意識的であれ利用している時代になったからこそわざわざユビキタスなんて
言葉を持ち出す必要も無くなったと言えるだろう。誰でも動画やSNSをやるのに
そこにネットワークをつなぐ準備なんて不要になっている。

その分だけユーザは我儘になっていくし、僕も一企業の中で、何も僕一人で
全てを賄っている訳ではないにせよ、ユーザの飽くなき欲求へ何処まで
答え続けないと行けないのかは時折疲弊を感じる時が有る。

それでも僕が就業している環境はブラック企業でもないし、多重派遣されて
居場所が落ち着かない訳でも無い、一企業のサラリーマンとしてその企業内で
腰を据えてネットワークインフラの面倒を見れている立場なのだからそれに
関してはまだ恵まれている方だし、確かにとても忙しいけど、構造改革以後の
格差社会の中で、少なくとも明日はもう仕事が無いかもとか、仕事自体が
見つからないと言う不安を抱えている人は沢山いるわけで、そういう事には
無縁な中で働けている事、そういう環境には感謝しないといけないと思う。

勿論会社にもいくらでも不満は有るし、転職だって全く考えてないわけではない。
今僕が居るところは旧態然とした格差社会の構図そのものでも有る訳だけど、
物事は差し引きしてプラスになるかどうかだとは思うので。

でも何よりも僕はロクな学歴も職歴も無く、音楽だけが自分の救いで
コンビニでバイトしながら休みもシフトも滅茶苦茶の中、薄給で20代後半まで
働いていた訳で、そこには明日なんて見える訳が無かったし、毎日
倉庫で重いペットボトルがたくさん詰まったダンボールを出し入れしていた
そんな時代のほうがある意味では余程苦しかった。最近の人はちょっと過酷だと
ブラックだの何だの文句を言い過ぎだと思う。賃金を稼ぐというのはそれだけ
簡単なことでは無いものじゃないかな。

何だか説教臭くなったけど、元々僕は好きこそものの上手なれという考え方を
特に技術職では重要視している。当たり前だけどギターを嫌いで弾く奴なんて
先ず居やしないし、嫌いなら楽器なんてやらなければ良い。それと同じである。

ネットワークが意図した通り、もしくはそれを超えて効率的なルートを辿った
時の感動や自分で初めてDNSやメールの仕組みを理解してそういったインフラを
構築できた時の喜びっていうのは好きだからこそ有ったわけだから。

実際今は好きと言うよりは現実の苦労も有る訳で、自分の生活を支えるための
ビジネスだとは思う。特に管理なんて言うのは正にそう。僕はそんな事が夢や
やりたい事ではなかった。僕は自分の立場やお金が許すのであれば研究や
勉強を続けている方が好きだったんだけど、またしても気が付いてみると
自分が意図した方向と少し違う所に来ている気がする。今の僕はサラリーマンとして
何処までやっていけるのかみたいな方向になってる。

ま、それも人生なんだよね。そう思える所は強くなってきた。諦めが良いというか。

でも、これからの課題は独りと向き合えること。自分が人やプロジェクトを管理
していくのならそれは避けて通れないんだろうと思う。同僚や後輩を集めて
仲良くやってきた自分に分岐点がもう数年先に訪れるんだろうなと。

独りには強いけど、誰しも孤独は寂しいもので、それをどうして行くのかが
40代や中間管理職の課題なんだと思う。

まぁまだどうなるか分からないけどね。

また音楽も綴るつもり。
posted by cafebleu at 02:01| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Days | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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