2010年11月28日

VW小山

今日は小山まで車で。首都高、東北道と抜けて片道100kmの道中。
そう、小山とは武蔵小山(武蔵小山)とかではなく栃木県の小山市で。

用事はVW小山にてEOSの1ヶ月点検と動いてないETCの設定、
そしてタイヤローテーション。ちょうど購入したときの距離がそんな感じで。

何か写真くらい撮りながら進めばよかったけど、あんまり日々を切り取るのが
上手くないので。最近は意識してブログらしくしようと思ってるのだけど。

行きは都内(首都高)が混んでいたこともあって結構距離を感じた。
東北道からも結構距離があるし、実は埼玉、群馬、栃木と三県またぎになる。
群馬は埼玉と栃木の県境が少しだけあるので距離は少しだけど、凄いよね。
行って帰って5000円以上かかるよ。ガソリン代は勿論別で。

1ヶ月点検はディーラー車だから当たり前だと思うので有難いという訳では
無いけれど、点検自体は細かくやってくれて、更に簡易な洗車までしてくれた。
そういうさりげない気持ち自体は感謝しつつも、相変わらず「サービスで洗車しました」
とかも言わないし、車内に置き紙もない。なんで気づいたのかと言えば、先週自分で
洗車した後雨が一度降ったので少し有った汚れが無くなっていたのに気づいたから。
これって僕みたいに細かくないと見過ごしかねない。

例えばMINIも修理とかに出せば世田谷MINIはやってくれたのだけど
(勿論東邦モーターズの品川MINIは何もしなかった)
車に「洗車しましたが不都合な点やWAX等残ってましたらご連絡ください」みたいな
紙が置いてあった。そう言うのは主張して欲しいのだが、ETC装置の設置や割引、洗車
サービスといい、何も言わずにやってしまうのである。それディーラーとして
勿体無いって。都内のVW、例えば尾山台とかは外車ディーラー激戦区の環八沿いなんで
ギラギラした外車ディーラー然としたところがあって、セールスの人もバシッと
決まってるし、明確に値引き交渉とかやってくれた。他社のライバル車をちゃんと横目に
置きながらである。そういう価格のことも詳しいし。そういう雰囲気ものって言うか
あぁ、車を買おうとしてるんだなぁみたいな駆け引きがもう少し有っても良いかと。

これ、土地柄の気質なのか、それともVW小山が元々DUO系だからか。

VW DUO店はVWドイツが日本での販売戦略を目的としてトヨタと営業提携して
始めた販売形態で、外車ディーラーが展開しづらい地方などで、既に店舗を
持っているトヨタの敷地に相乗りする形で(基本店舗自体は土地内の別場所にある)
VW車を売っていた。勿論販売している人はトヨタの社員である。
(基本的にVW専任の販売員が売るそうだが)
この制度はある意味都心部以外で外車の比率が非常に低い現象を解消する事でも
非常に効果的な方法で、この販売網が有ったからこそVWは日本でポピュラリティを
得ることが出来たのではないかと思う。

しかしながら、実際には車種の競合だって起きるし、VWとトヨタという、世界の
車販売で考えればシェアのベスト5を争うようなガチンコのライバル会社が同じ
土地の中で車を販売するという、喰い合いのような状態も懸念されてきた。
例えば、トヨタの1.5Lクラスのハッチバックで若者向けと言われるist(イスト)
180万から200万くらいの価格帯である。同じく若者や女性に人気のある
(お父さんが娘にVWを買ってやると言う鼻につく宣伝で有名な)Polo(ポロ)
210万から290万までの価格帯だ。この内290万のものはGTIという特殊なスポーツカーだし
260万のCross PoloはSUV風味のカスタムカーと言える。通常のPoloであれば
210万のコンフォートラインか240万のハイラインの2種類で、この違いは装備程度だ。
こうやって実質車種の値段を比べると10万から20万程度しか無いのである。
輸入の手間賃込みでこの差だから近年国産車が一部を除いて基本的には高価に
なりつつ有るのがよく分かると思う。これはトヨタにも由々しき問題だっただろう。

話は戻るが、つまり売ってるのはトヨタの社員であって、純粋なVWの人間では
ないということも有るのかなと思ってみたり。でも、僕の担当の人はトヨタの社員でも
自分の乗ってる車ゴルフ・トゥアランだと言ってたし、トヨタ入ってすぐにDUOに
回されたのでVWしか売ったこと無いからトヨタ車には愛着ないですねとか
言ってたしな。。近々ポロGTI欲しいと今日も言ってたし。。。
ポロGTI欲しいなんて凄くVWフリークっぽい気がするのだけど。
やっぱ土地柄ゆえの奥ゆかしさなのかな。何だか東京人としては少し歯がゆい。

それはさておき、EOS自体は全然問題ないそうで良かった。
確かに行き道も相当飛ばしたけど元気に加速してくれた。
やっぱり5000回転くらいまでが勝負のエンジンだと改めて思ったけど。
過給器付きの車らしく、高速だと劇的に燃費が良くなる。ストップ&ゴーが
減ると過給器の依存割合が減るから当然だが、その差はNAだったMINIとはだいぶ違う。

話は更に変わるけど、そんな奥ゆかしくて、こちらが気にしないと見過ごしそうな
サービスには感謝していたので今日は菓子折りも持っていった。遠路はるばる来て
なかなか出来た客である、自画自賛。どうせ外車なんて壊れる時も有るし、EOSは
丈夫そうなんで出来れば5年以上乗りたいと思っているので長い付き合いをよろしく
という意味も込めて。

ディーラー車なので、別に栃木まで行かなくても、地元のVWでもメンテや車検は
受けてくれるし、何年後かの買い替えで奪い取れる時もあるので嫌な顔はされない。
しかし、買ったところはやっぱり相手も潤わせているのだから通常はそれ相応の
待遇で迎えてくれるのでなるべく買ったところに行ったほうが良いと思う。

だので、僕も小山まで挨拶も兼ねて行ったのである。もっともな理由としてはETCが
ちゃんとシステムアップされてなくて動かなかったので、それを直してもらいたいのが
一番の理由だったのだが。それと1ヶ月の無料点検。これはEOSの為にもね。

後もう一つがタイヤローテーション。ちょうど8000kmくらい走っていて、頃合い
なのである。EOSに限らずVWの車はFFの特性上結構フロントヘビーなので、重さの
バランスがEOSなら6:4以上なのである(7:3に近い)。これは結構なフロントヘビーである。
エンジンも駆動系も前になるのでそれがFF車の数少ないウィークポイントなのだが
それにしてもEOSは前が重い。これはオープンユニットをリアにしまうのでその時の
バランスも考えてなのだろうが(オープンにするとほぼ5:5に近くなるらしい)
これだけフロントヘビーだと、タイヤの摩耗具合が大分変わる。特にフロントは
駆動系でも有るので余計である。タイヤも235/45/17インチと扁平率の高い値段の
張りがちなタイヤなので余計大事にするべきである。

だからローテーションはやってもらおうと。

そしたら、普通に「3,150円頂きます」だって。え、マジですかと。
その時はまぁ安いので何となく払ってしまったけど、良くよく考えたら
わざわざ小山までお礼の菓子持って向かってタイヤローテーションの金取るのは
無しでしょうと。だって往復200km超えですよ、それだけでもローテーションの
一因になりそうな距離なんだから、そこは考えて欲しいよなと。高速代もガソリン代も
かかってるんだよって。変なところはやたら黙ってサービスして、ここって所で
金とっちゃう。腹がたつと言うには時折良くしてもらってるから違うけど、
ここは普通「遠路はるばるいらしたのでサービスさせて頂きます」
って言うところだよって。

EOSが無けりゃ絶対地元でゴルフGTIかシロッコ買ってたよ。VWにしようって言うのは
途中からある程度固まってたしね。でも栃木では買わなかった。例えツテがあっても
メンテに来るのがしんどいもの。今回行ってみて改めて遠いなと思ったし。
距離にして100km超えるのはやっぱり遠いよ。奥ゆかしいサービスもある意味
有難いのだけど、客をわかりやすく喜ばせるサービスってのもディーラーには
必要で、それは是非学んで欲しいと思う。良いブランド、車だと思うので敢えて厳しく。

ま、でもやっぱDUO店はモチベーション的にも厳しいのかな。トヨタとVWの業務提携も終わる
のにトヨタのスタッフが売ってるのは少し変だし。VW小山自体もDUOから
外れてフォルクスワーゲングループジャパンの直営店に移行中みたいだし。

何だかこの前行ったら知らないスタッフが増えていたので、もしかするとその人達は
トヨペット栃木の人ではなくてVWグループジャパンの人だったのかも。

地元でもその内面倒みてくれるディーラーを探そう。凄くゴルフGTIをプッシュしてくれた
VW尾山台には行けないな。。。あそこは雰囲気もディーラー然として凄く良かったけど。

サービスって言うのも改めて何をしてくれればユーザは満足するんだろうって事が
難しいなと思ったり。安いのは有難いけど異常に安くされれば価値が不安になるし
駆け引きで少しづつ引かれれば何だか「交渉した!」みたいな気分になって、値段が
大したこと無くてもその気になるものだし、黙っていきなり値引かれた見積もり見ても
リアクション出来なくなってしまう時もあるし。やっぱりサービスってのは一種の
エンターテインメントなんだなと。魅せる売り方、か。

carevw.jpg
夕陽(朝陽?)に悪路と雪山、そして鮮やかな花が咲き誇るという
全くもって統一感のない合成画像で候みたいな2011カレンダーが今回の
栃木小山遠征における戦利品。。これは無いな、、色センスもおかしい。
こういう所はMINIから学んでください、高級車のトゥアレグが可哀想です。


小山行って少し嬉しかったのは駐車場のある大きな珈琲館を帰り見つけたこと。
珈琲館と言えば昔のダメベンチャー時代に社長が珈琲館のシステムと絡んでるとか
虚言みたいなこと言ってたけど、結局何にもならなかったな。
何かシステムを売って金になったとか言ってたけど、そんな甘くないよね。
SIも技術も無いのに何を売れるのかと。

まぁそんな事はどうでも良く、珈琲館ってサイドメニューが多くて好き。
東京には先ずこんな大きな店舗ないのでもし今後も来ることが有ったら。。
記念に自宅用アイスコーヒー買ってみました。

yoihanasitowaruihanasi.jpg

話もダラダラしたのでこの辺で。
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2010年11月24日

王将

『餃子の王将』って人気あるよね。

僕は個人的に餃子専門店は宇都宮でも行かない限りは興味が無かったので
行ったことも無かったんだけど、最近はひと月の間に二度も行くハメに。

今日は一日だけの休日なので特に何もせず、その辺でご飯も済ませようと言うことで
出てみたところ、リンガーハットか餃子の王将の二者択一を相方に迫られたので
どうして良いのか分からず王将に行くことに。僕はリンガーハットは苦手なのである。
チャンポンがどうしても好きになれないので美味しい、不味い以前の問題として。

先月大変王将が大好きな茨木の友人に連れられて初めて足を踏み入れたが、
その餃子で立ち込めるもうもうとした煙と、中華スープの大変だしの効いていない
薄味と、キムチチャーハンの実直なまでにキムチをぶち込んだチャーハンでしか無い
風情にやられて餃子だとか何だとか言う以前に心が圧倒された。

だので、今日は少し落ち着いて、ここで一番売りになっている餃子をシンプルに食そうと。
という訳で僕は餃子定食、餃子二皿とご飯と例のスープという至極シンプルな取り合わせ。
ここではきっと余計な物を食べるより餃子を食べるべきだと察したので。

だって周りの人も7割くらいは餃子だけ食べてるもん。王将ってメニューはかなり
あるのに誰もラーメンとか一品のおかずとか食べてない。そんな店では右へ習うべきで。

相方は、あの、かた焼きそば頼んでますけど、そういう物こそリンガーハットで
食べたほうが良いのではないかと思われ。。。

で、今日は王将にも慣れたので落ち着いて餃子を食べましたが、美味しいし安い。
餃子は近年流行りの羽付きであるとか、小龍包並に肉汁が滴りますよとかもなく
ひたすらニンニクの強い味と、甘い餃子たれ(醤油と分けてある)の組み合わせが
引き立っていてこれは美味しいのだなと。相変わらず中華スープは餃子を
食べるほどお湯みたいな薄味になっていくけど、まぁ流し込むものが無いと
食べづらいのでこれはそういうものなんだと認識。中華料理屋の中華スープは
店の味を決めるというので僕はいつも意識して味わってしまうのだが、ここは
そういう所じゃないんだね。

王将との付き合い方が分かりました。でも天下一品のドロドロラーメンのほうが
僕は好きかな。あそこのラーメンチャーハンはデブ食として完成されてる。

今日はそれだけ。
こういうの短くまとめられるならTwitterとかも出来そうなんだけどな。
posted by cafebleu at 00:01| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Days | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月21日

最適経路 〜Pt.2〜「比較考量」

前項でカーナビとITについて御託を並べてみたが、別にそれを開発出来る
人間でも無い。要するにこの前の話は「〜なればもっといいね」という理想論で。
そう思わせるのはそれだけITとナビが進化してるという証左なので
その恩恵は有難く利用させてもらう。僕はそういう所は口先よりは尻軽である。

さておき、普通に取り付けが容易で近年は高性能の
ポータブルナビを物色してみることにする。

先ず最近ポータブルナビで良く目にするのが深夜の通販番組にて2万前後で
売られている『トライウィン(TryWin)』のポータブルナビ。

実際価格比較サイトでも大分値頃感のある感じだ。ワンセグ付き、5インチが
実売2万以下という状況だろうか。

安いというだけなら他にも怪しい会社やブランドは有るようだが、余り安かろう悪かろう
というのも嫌だし、何だか車にとって可哀想な気もする。

通販なんかで紹介を見ているとこれでも僕の用途では十分ではないかと思う。
普段はナビとして働いてくれるし、持ち出せばそれこそ歩きナビにもなってくれる。
何だか便利な気もする。TVはニュース、海外サッカー(地上波なら欧州CLくらいか)
プロ野球をたまに、NHK朝のTV小説くらいしか定期的には見ない。つまり普段は要らない。
なので、ワンセグで十分。地方で電波が受けれないならそれはそれで構わない。
そもそもチューナー付きでも別段手が届かないような値段にはならない。
まぁ携帯にも普通に付いているような機能だから搭載は難しくないだろう。

しかし、トライウィンって余り聞いたことが無いし、そもそも車載固定のカーナビだと
国内のメーカーって有名どころは大体決まってる、パナソニックのストラーダか
パイオニアのカロッツェリア、富士通のエクリプスとかその辺りが定番。

当然この辺りの会社はポータブルナビもやっているだろうし、ポータブルナビと
言えばサンヨーのゴリラやソニーのNAV-U辺りはむしろポータブルの世界で有名。

余り安物買いしても壊れなければそこそこ長く使うだろうから1万2万と言わずに
もう少しだけ幅を広げて使い勝手が良く愛着の湧く品を。
もう一つ言うと、ポータブルを選択肢にする際最初から気になっていたのがVICS、
つまり渋滞情報の取得とそれを考慮したルート案内である。ビーコンユニットを
装着しづらいポータブルナビの場合、VICSはFM電波から受け取ることになるが、
このFM-VICSに対応している機種は意外に多くはないのだ。アンテナの設置も
必要になるのでその辺りの難易度というのもあるのだろう。

最初に調べてみたのは『Strada Pocket』。メインの車載系Stradaはそのシェアの割に
評判も賛否あるし、僕も滅入ったほうなので気が進んでと言うわけではないが、
操作的には慣れているので、難しいことを考えなくても触れそうだなと。
大きく分けてほぼ車載ナビと同じ大型7インチワイドモニタを持つモデルと
ポータブルナビの定番サイズである5インチのラインアップ。
どちらも最新版では8GBの地図容量を持ち、上位機種にはFM-VICSを搭載、トランスミッタ
によるナビ音声とAV再生(ワンセグや動画、MP3など)機能も充実。必要にして
十分以上の機能を備える。

サイズとしては7インチが候補か。ポータブルナビとは言っても僕はそれを選ぶ目的と
言うのは携帯して歩きたいからではなく、設置が自分でできるし、前回書いたように
陳腐化するのを避けたいからというのが大きい。持ち歩くナビならSmartphoneがある。
僕の手元にはそういうものなら一杯有るので。

気になる所は前から指摘しているように、地図の案内精度に疑問を持っていること、
地図の画像が余り冴えないこと。案内精度はMINIに付けていたStradaのDVDナビ時代の
話なので、もしかしたら改善はされているかも知れない。しかし、昔から言われているが
カロッツェリアとかに比べて地図の画質が何となく冴えない。最も地図画像って下手に
綺麗すぎても見づらかったりするのだが、DVDナビの頃から時代も容量も進んでいるのに
それは相変わらずなのだなと思ったり。Strada Pocketは知人が利用していて触ったり
実際にナビ利用しているのを拝見させてもらったりもしてる感じでは使いづらくは
無さそうであるが。まぁ自分にとっても慣れたナビではある。

次はナビの王道『Carrozzeria(カロッツェリア)Air-Navi』
サイズは5.8インチワイドと4.8インチワイドとやや変則。本体を見れば分かるがサイドに
ボタンのあるデザインのためか。これは持ち運びも考えているのだろう。
5.8インチはほぼ6インチと考えれば問題はなさそう。Air-Naviの特徴として
渋滞情報をVICSではなく"スマートループ"という網を利用していること。
これはソフトバンクの3G網を利用した通信サービスで、渋滞と施設情報などに特化した
通信カードをオプションで契約することで利用出来るサービスだ。FM-VICSのように
フィルムアンテナを設置する作業も不要である。料金はここまで一定額打ち止めの従量制
だったようだが(105円〜2079円)、料金改定により新型からは月額525円になった。
これなら現実的な値段だろう。ちょうど前に紹介した『カーナビタイム』と一部が重なる機能。
こちらが525円固定なので合わせたのだろう。しかし携帯などと同じ2年縛りが
あるので注意は必要。最新の最上位機種でFM-VICSにも対応したので3G通信の悪いところで
FM-VICSを使うというような利用方法や3G通信を使わずにVICSのみでの運用も可能。

地図は8GBデータでこちらも問題ない。カロッツェリアは地図表示が美しいと言われるが
それをポータブルでもある程度受け継いでいる。
基本的にAV機能もワンセグは勿論動画、MP3再生なども備えるが、惜しいなと思えるのは
オーディオの出力がピンでしか提供されて無く、カーオーディオが入力端子などを
持っていない限り車内スピーカーからの出力が難しいところである。
トランスミッターを搭載することは難しいことではないからどうして機能に入れない
のだろうと思ってしまうが、カロッツェリアはカーステレオから派生しているので
敢えてそうしているのではないかとも思う。しかし、車内の装備をいじらずに
ナビを導入したいというのがポータブルナビを選択肢にする大きな要素の一つだと
思うので、ここは改善してくれないとCarrozzeria Air-Naviを選ぶのは
難しくなってしまう。PCで変換したライブ動画や映画を気軽に車内スピーカーから
出力したいって事、結構有ると思うのだがそれが簡単に実現できないAir-Naviを
選択肢にするのは少々厳しい感じに。

ここまでは車載専用ナビからポータブルへ派生した機種達と言えるだろう。
それに比べてここからは"ポータブルナビ"として最初から設計され、
販売されている機種になる。

ソニーの『NAV-U』は近年ソニーが力をいれているポータブルナビのブランド。
車載ナビの頃はXYZ(ジィーゼット)を販売していたものの、途中で撤退。
しばらくナビの業界からは距離を置いていたが、近年再度ポータブルで参入。
ソニーのイメージを考えるとこう言った多機能電化製品というのは得意分野の
ように映るのだが、こと車関係となるとカーステレオの頃から余り目立った
ヒット商品を残しているイメージが無かったりする。

ラインアップは3.5インチから6.1インチまで幅広いサイズを揃えるが、気合を
感じるのは大型よりむしろ小型サイズ。NAV-Uのターゲットというのは車中心ではなく
自転車やバイクのユーザー層を取り込むことを考えているのではないだろうか。
特に3.5インチモデルは自転車ユーザーにスコープを絞って、サイクリング中の
消費カロリーや自転車の交通ルールに沿ったルート案内を行う機能も搭載している。
近年の高級自転車ブームに乗って行きたいといった所だろうか。

逆に6.1インチの最大モニタサイズのモデルは1世代前のモデルのままで、地図データは
4GBと近年のモデルよりやや小さめである。VICSに関してもFM-VICSに対応したのは
最新の4.8インチモデルのみで、基本的には別売のビーコンユニットを搭載して
VICSに対応させている。勿論ビーコンユニットのほうが精度は高いので悪いことだけ
ではないのだが、VICSは自動車ナビには有るに越したことは無いのでユニット分の
出費が必要になる。設置も考えなくてはならないだろう。この辺りの考え方は
カロッツェリアの3G通信のほうがスマートではないだろうか。

また、これもCarrozzeria Air-Naviと同じくトランスミッターによるAV出力には
対応していない。ピンアウトのみである。

総じて見ると6.1インチモデルが世代が古いのと地図データも小さめなので、
買うのであれば設置が楽なFM-VICSにも対応した4.8インチモデルが選択肢に
なるのだろうが、何度も言うように持ち運びがポータブルナビ購入の動機では
無いことから考えると出来ればモニタサイズは近寄らなくても見やすいサイズの
ものが欲しいこと、カロッツェリアと同じくトランスミッターを搭載してないのは
僕にとっては痛い部分なので、コンパクトなマルチポータルナビというのが
コンセプトのNAV-Uは比較的早い段階で選択肢から消えることに。
ソニーのこう言ったコンパクトな家電(車電?)製品の技術は時折目を見張るものが
有るので気にはかけているのだが、自分のニーズとは合わなかったということか。

最後は三洋電機の『Gorilla』。StradaやCarrozzeriaが車載ナビの王道なら
Gorillaはポータブルナビの草分けである。最も車載固定ナビに関しても日産等の
純正ナビのOEMとしてナビは提供しているのでこの分野での知識は広い。

当初Gorillaだけは何となく気乗りしなかった。その原因は勝手なイメージなのだが。
そもそも、"ゴリラ"などというおおよそカーナビの商品名に相応しいと思えない
ネーミングセンスも如何なものかと思ったし、サンヨーが現在抱えている状況と
言うのも決して見通しの明るくないイメージがある訳で。

話が逸れるがサンヨー自体の機器というのは悪いどころか、技術的にその分野では
先端の一翼を担う物も有った。例えば日本の高度な携帯端末発展(所謂ガラケーの方)
に寄与してきた。特にau端末では一時期メイン機種の多くがサンヨー製だったので
auのユーザーにはそのイメージは理解できるだろう。au端末などは一時期三洋電機
本体と、グループ会社の鳥取三洋が別々に商品を開発するほどの力の入れようだった。

この鳥取三洋という会社は技術力に定評のある会社で、各分野で主力になる
商品を作ってきた実績が有った。ポータブルナビであるGorillaはその鳥取三洋に
よって開発された商品である。鳥取三洋自体は経営難による事業再編によって
三洋電機コンシューマエレクトロニクスという長ったらしい名前になった。
更にパナソニックの吸収合併により2011年を持ってサンヨーというブランド名自体が
パナソニックに置き換わることも決定している。

閑話休題、サンヨーにはこんな現実もあるので、Gorillaもどうなるのかというのは
有るのだが、まぁパナソニックが吸収するならサポートも無くなることはないだろうし、
そもそも、パナソニックはStradaという競合商品も存在するので今後はどういう風に
商品を合併していくのかというのも興味が有るが。

こんな事情や、当初ポータブルナビというのは、ナビを付けられない車や商用レンタカー
などでナビが付いてない車種をナビ付き希望でレンタルすると取り敢えず付いてるような
物というイメージがあり、そういうのに良く設置されていたのがGorillaだった記憶も
手伝ってこれは無いだろうなと最初は思っていた。

しかし、調べてみるとポータブルナビの世界ではGorillaが明らかに性能的に一つ
抜きん出ていることが良く分かった。ラインアップの豊富さもさる事ながら
既に16GB容量の地図データやワンセグではなく12セグ(フルセグ・通常の地デジ)への
対応機種など、上位機種ではもはや敵はポータブルナビではなく、車載ナビを
意識している。その分上位機種は値段もそれなりにするので、ブランドを
車載向けのポータブルも出来るフルナビという位置づけの『Gorilla』とより
ポータブル性とリーズナブルな価格設定に絞った『Gorilla Lite』の二本立てである。

ポータブルで定番の5.2インチ、通常の車載ナビのサイズである7インチに加え、
ダッシュボード上で小さすぎず、大きすぎず調度良いと感じる6.2インチの三種を
揃える『Gorilla』のほうがやはり魅力的か。勿論こちらのブランドにはほとんどの
機種でFM-VICSに対応しており、更にはAV出力にFMトランスミッターも付いている。
ドコモの3G通信機能搭載モデルも有るが、まだ一機種だけで実験的な感じ。
今回それは僕の中でカーナビタイムを選ばなかった時にすぱっと切り捨てているので
問題にはならない。

問題は多機能故にやや値段設定が高めなことである。しかしながらGorillaの良い所は
最新機種が出ても一つ前の機種などをすぐに終売にしないところで、例えば最新機種に
付いているフルセグ機能はTVを余り見ない自分にはそれほど重要ではないし、
6インチや7インチの大型端末を持ち歩きナビに使うこともない。そもそも地図ソフトが
入っているスマートフォンならiPhoneだけでなく、4インチのモニタを持つIS02も
持っているから持ち歩きにナビは必要ない。

その辺りから機能の有無を調べていくと、ワンセグ機能のモデルで、
バッテリーは搭載していないが、6.2インチのモニタは搭載し、地図データは
8GBのモデルを発見した。地図データは16GBのモデルが最新だが、他社では
まだ採用されていない。地図データは大きければ画像の質や詳細地図等の向上が
見込めるが、元々近年のGorillaは地図画質が良いと評判が高いので8GBでも十分だ。
元々5インチよりは大きいモデルが欲しかったので6.2インチというのも調度良い。
そんな中で値段的にも性能的にも一番近い機種がNV-SD630DTAだった。

車載ナビとの大きな違いの一つがポータブルナビは車速が取れないので、特に
GPSの届かないトンネルなどに入ってしまうと自車位置が分からなくなるというのが
有ったのだが近年のポータブルナビは高精度のジャイロセンサーを備えているので
先ずトンネルに入ったからと言ってナビゲーションが出来なくなるという事もない。
この辺りは各社それなりの機能を備えているのだがゴリラジャイロは古くから
ポータブルナビを扱ってるだけに精度が高いと言われていたのでその辺りもポイントに。

そんな訳で調べてみると、気乗りしなかったGorillaが性能、サイズ共に最も
必要としている部分を抑えているし、やはりポータブルナビに対する気合が
違うと感じたので先ほどリストアップしていたNV-SD630DTAを購入した。
値段もこのサイズでこの性能の物としては納得の値段で見つけられた。
ちょうど後継機種が最近出たばかりだったのもお得に買えた原因の一つかなと。

搭載はそう難しいことも無くて、FM-VICSのアンテナだけは多少時間がかかったけど
それでもトータル1時間程度ですぐに車載ナビと遜色ないどころか、一昔のDVDナビ
なんて全く及ばない位性能の良いナビを入手することが出来て満足である。

やっぱりリサーチって大事だね、この情報時代、勢いやインスピレーションだけで
高価なものを考えもなく買ってしまうって、少しも得することは無くて、値段、性能
なんかも調べればすべて分かってしまうし、評判だって悪いものはすぐに広まる。
僕も時折勢いだけで選んでしまうことが有るのだけど、高価なものはさすがにITの
人間なわけだからちゃんと目の前にあるPC位は使いましょうという事は再認識。

なんだろう、MINIの括りが無くなってからEOSといいナビゲーションといい先ず
自分の必要なもの(4座オープンで少し大きめかつ出来れば2L位のエンジン)とか
そういう条件に有ったものをどんどん追求した結果のもので、どうも車種や
ブランドを置きさっているような気もしてきたけど、これも自分らしいんだろうな。

良く分からないけどこの辺でカーナビ編は終了で。
posted by cafebleu at 02:41| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Car Navigation | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月14日

EOS Pt.2 〜既視感〜

ma01.jpg
MYEOS005.jpg
フロントから見ているとあなたの好きなパワーパフガールズのようだと相方が
言ってたが(勿論萌え系リメイク版ではなく、オリジナル)
確かにそんな気もしてきた。僕の趣向にしてはクールな車にしたつもりなんだが。。
やっぱり人間ってのは既視感がそこかしこに残ってる方が安心なのかと。


EOSに乗り始めたが、中々良い車である。しかも想像以上にである。
とてもプレミアムなところが詰まっていて、でも他で見かけることもない。
見た目も当初もっとクールに映っていたが、むしろ意外にずんぐりもしているし、
クーペならではのシャープさもあるし、愛らしくも格好良いと思う。親馬鹿みたいだが。

そういう外見を持ちつつもユニットは質実剛健なゴルフ直系なのがまた出来が良い。
静粛でMINIのような派手さはないけど落ち着きのある機能美が散見する車内。
広さも4座オープンとしてはよく頑張っている。前席は最初からジェッタ程度の
スペースは確保されているので良いとして、後席はヘッドクリアランスこそさすがに
クーペなのでお世辞にも広いとは言えないけど、足元の広さはこのサイズとスタイルでは
特筆すべきである。運転席の後ろでも成人が問題なく足を収める空間がこのサイズから
捻出されているのは、大衆車で成功しているブランドだからこそだと思う。そして
TSIエンジンの小気味良い加速と太いトルク。GTIってなんでそんなに人気あるのと
思っていたけど、良く分かった。初めてMINIの束縛から解けて色々吸収出来る。
勿論MINIだって良い所は沢山あるけど、今は新しいパートナーを素直に可愛がりたい。

そんな車なのにニッチなのがまた気分が良い。実質的な競合車がいようが
そのマイノリティさで比較対象がいないと思えるようなオンリーワンさもオーナーには
たまらないと思う。他の4座オープンに比べて売れなかった要素が見つからない。
それくらいこの車には感心した。中古って言うのもネガティブな響きではなく
出会うべくして出会った特別な一台なんじゃないかと、身勝手なポジティブさを
持っている僕にはそう思える。その辺りの話はまた後ほど。

探していた頃の話に戻るが、Cセグメントの4座オープンカーを3種リストアップして
その中でも性能や特化している部分の違いについては書いた。これが思う以上に
メーカーやその車種のコンセプトの違いが出ていて面白いのだが、
逆にサイズに関しては見事なまでに近似値で、全長は全て4.5m以下、全幅は1.8m以下。
これは僕が条件の一つにしていた部分で、特に全幅が1.8mを超えると日本では
扱いづらくなるので気にしていたが、三車種とも大きさは殆ど変わらない。
所謂Cセグメントの大きめな部類だが、クーペの3BOXスタイルなので良しとする。

車重も全て1.5t前後で同じくらいなのだが、ここが性能との兼ね合いにおいて重要な部分で
オープンカーは重いのである。ソフトトップなんて一見セダンの屋根を削ったように
見えるから軽くなりそうに感じる向きも居るかも知れないが、先ず、その可動ユニット
自体が重くなりやすい(メガーヌのグラスルーフはそれだけで80kg近くもある)上、
ボディというのは上を切り取ると、著しくボディ剛性が低下するのである。
その補強分も重量がかさむ。

例えば、箱ティッシュの空箱が有るとして、それをねじ曲げるのは意外に力がいるが、
もし、天面を切り取って同じことをしようと思ったら簡単にねじれて潰れるだろう。
それと同じ現象が車でも起きてしまうので、切り取った天面の縁を固く重い金属で増強
したりと、オープンカーはとにかく見た目より重くなりがちなのである。

それを鑑みると、メガーヌの133psという馬力は、昨今の2Lにしてはやや非力である。
例えば今まで乗っていたMINIクーパーコンバーチブルは、別段パワフルなエンジンでは
無かったが、そもそも重量が1.2tとオープンの外車にしては軽めで、エンジンも1.6Lながら
122psも有るのである。正直10馬力程度の差を明確に見出すのは難しいだろう。
軽い車重で122psならその力でしっかり車体を引っ張ってくれる。逆に1.5tも有りながら
対して変わらない馬力のメガーヌはレビューなどでも、ちょっと非力すぎるという評が
見受けられていたのである。2LのDOHCでそれはちょっと不安要素である。

日本ではピンと来ないかも知れないが、ルノー・メガーヌのハッチバックは、今や
欧州ではゴルフよりも販売数が多いCセグメントでトップクラスの人気車種である。
その多くはシルキーながらも柔ら過ぎないという、硬さが前に出るドイツ車よりも柔軟な
足回りが人気の一つだそうである。それだけ足回りにこだわってるのにこのユニットは
何だか勿体無い感じがする。4速ATというのも少し古臭いし。DSGみたいに異様に凝った
ミッションは要らないけど、6速ATとかCVTくらいは付けて欲しかったところである。

この時点でメガーヌは落選、既に新車も無く、試乗も行ないたかったが、実物を
中古で探すのも一苦労で、そういった中古は中々試乗できないのでスペックの不安感が
拭えず断念となった。スペックが全てじゃないけど、MINIの方が軽快だったという
気分をこれから何年間も味わうのは嫌だったので。

何となく心では一度は乗りたいと思ってるフランス車を手にすることは今回も叶わなかった。

BMW120iは当初4座オープンに乗るなら一番欲しかった車種の一つ。
ちょうど今まで乗っていたMINIのお兄さん分に当たるのが1シリーズとも言えるし
実際見に行ってみると、ソフトトップの構造やオープンカーとしてのインテリアの
作りは共通点も結構見受けられた。特に後席のスタイルはMINIと良く似ていた。
MINIのソフトトップは凝った仕組の割に丈夫で壊れたりしたことは一度も無かったので
構造的にも安心出来る。但し120iの場合、MINIで実現されていたソフトトップ・サンルーフ
機能は無いのがかなり残念、天面が少し開く機能って喫煙者には大変有用なのである。
それにいつでもオープンって気になれない時、これが有難いのである。

とは言ってもメガーヌだって上だけ開くというアクションは無いし、
まぁ何から何まで思い通りになるわけではないのでその辺りは良いとして、
気になった点は標準装備の部分。必須とは言わないがレザーシートはオプションで
恐らく付けるだけで30万位するだろう。レザーシートが付いてなきゃ買わないなんて
セレブぶるつもりもないが、イオスとメガーヌで標準装備なのにそれより定価の高い
120iは数十万のオプション扱いかと。それ以上にオープンカーには重要な機能である
シートヒーターも120iのみオプション扱い。装備の水準をイオスやメガーヌと合わせる
だけで迷わず500万台が間近になってしまう。この辺りのオプションはレザーシートと
シートヒータを合わせた"High-Line"パッケージと、BMWお得意のスポーツパッケージ
"M-Sport"パッケージの2種類があるのだけど、どちらも約30万、M-Sportは結構色々な
オプションがてんこ盛りなのだが、シートヒータやレザーシートは組み込めないとか
何だか悩ましい仕様なのである。

エンジンはNAながらも2L DOHCで170psと、僕には十分なスペックだし、BMWの直4は
回せば応えてくれるエンジンだろう。元々ターボなどは一部の仕様のみでNAが基本の
ラインナップなのがBMWなのでその辺りは余り気にする必要も僕には無い。

しかし、ただでなくても定価が一番高い上、オプションなどを欲張ると非常に
高価な車になってしまう。他の車種と同じようで高くつくのが120iカブリオレで
そういう所はネームバリューなのかな、日本人はBMW好きだから。中古も高い。
地元のディーラーで見た中古は値段も高いし、色も出来れば今回は選択肢に
入れたくない薄めのブルー系。中古だから希望を言ったらきりがないけど、
青系だけは当方としては避けたい色で。120iなら白、黒、ゴールド系が欲しい。

やはりエントリーラインとは言ってもやっぱりBMWだから全国の中古を視野に
いれて探し初めていたが、同時にEOSも探してみることにした。

EOSはVW本体に取っては現行車種で、北米や欧州では現在でも販売しているが、
日本では一部のオープンカーマニアの間では話題になったものの、車種名の
知名度の低さも相まってか、人気は芳しく無かったようで昨年途中にて
販売を終了してしまった。前にも書いたが、VWというのはそういう所がシビアで
国別にかなり販売するラインナップを分けるし、車種名も変えることが多い。

例えばゴルフのワゴンであるゴルフ・ヴァリアントであるが、日本やドイツ、
UKではゴルフ・ヴァリアント(UKではGolf Estate)、つまりゴルフ・ファミリーの
一員として販売されているが、ゴルフよりジェッタの方が人気のある北米では
"Jetta Sports Wagon"として販売されている。ミニバンのトゥアランもドイツでは
"トゥアラン"が車名(ゴルフという名前は付かない)なのだが、日本ではゴルフの知名度が
高いため、ゴルフ・トゥアランと言う車名で販売されている。このように戦略的なので、
売れなければローカルのカタログからすぐに姿を消してしまうことが有るのだ。
シロッコなんかも不安な車種であるが。

日本ではゴルフとポロ、そしてニュービートルが抜きん出ているので逆にそのイメージに
縛られているのか近年ではその他の車種で苦戦を強いられているようである。

EOSは名前からして日本では受け入れづらかったのではないだろうか。
まず、イオスと聞いてなんと想像するかというと、デジタルカメラだろう。
キャノンEOSはデジカメ黎明期から存在しているカメラのはずで、名前から
車というイメージを想像しづらい。かと言ってゴルフやジェッタとは完全に
ベースが同じではなく、実際はゴルフとその上位車種であるパサートの間の子
としてイオスは作られたようなのでゴルフブランドに組み込むのも難しかったようである。

それはともかく、イオスはGTIと同エンジンの2.0TSIとこちらもゴルフR32と同じエンジンの
V6 3.2の二種類が存在していた。あのサイズで3.2Lとか普通じゃないエンジンの車だと
燃費もやばそうだし、大きくないくせに税金も高いので3.2Lは僕には要らないかと。
しかし、そんなのを選んでいる余裕が無いくらい中古では玉が少なめ。
イオスならどうしても黒系が欲しかったので色を絞るだけで更に選択肢は狭まる。
だから取り敢えずグレードは問わないが、出来れば2Lの方で。2LでもGTIのエンジンだ、
200psを超えるその性能が不満になることは有り得ない。3.2LでFFだとフロントヘビーに
なり過ぎるような気もするし。

最初に探した近所で家と同じ多摩堤通り沿いに有るVWの認定中古車センターでは
見つからず、系列(東京)の店に有るか探してもらったが3.2Lのみ1台だけ見つかった。
しかし、見に行く間もなくその日のうちに売約、タッチの差で遅かった。

その後ちょっとしたつてでVWでもトヨタ系列であるDUO小山に一台だけ試乗車だった
在庫があるとの事。小山と聞いて、武蔵小山か何かと思った自分が甘かったのだが
良く聞いたらそれは栃木の小山だと聞いて愕然としたが、来てくれれば現物試乗も
させてくれるとの事だったので、湘南新宿ラインに乗って旅へ出発。

そして辿り着いたDUO小山は栃木トヨペットと併設されており、ドア・ツー・ドアで
2時間あまりの道中の果て、お目当てのイオスと対面した。これが今回そのまま
僕が手にすることなるイオスだった。DUOはトヨタと販売提携している実質トヨタの
VW販売網で、そのネットワークは勿論全国に拡がっていて都内にも存在するのだが、
イオスの認定中古車というのはそもそもの販売数も少ないので玉数も極めて少ない。
その上で今回のようにせめて色は黒が欲しいとなると、ものは限られる。
自分でVW認定中古の検索で探すと、有るにはあっても浜松であるとか、広島だとか
ちょっと状態を見るまで分からないのにそこまで遠出できるのかといえば厳しい。
中古車を見ないで買うというのはさすがに有り得ない。そういう意味では栃木が
行ける限界点で、本当に良い中古車、しかもレア車種に出会いたいならこの位は
致し方ないということか。とは言っても車探しにここまで遠出したのは初めてだけど。

実際出会ったイオスは自分の探していた色と内装、エンジングレードを全て
満たしており、程度も試乗車落ちで10000km未満と願ったり叶ったりの状態だった。
実質のオーナーがいない試乗車は距離はそこそこ行っていても、車内にオーナーの
生活感などが残らないので一番当たると嬉しい玉である。

何よりも出会ったとき、何となくこの車が自分の新しいパートナーになって
くれそうにしているような気がした。勝手な想いではあるのだけど。
そういや最初のクラシック・ミニを見つけた時もそう思ったのを記憶している。

栃木DUO小山の店員さんたちも、余りトーク上手とは言いがたいのだけど、
遠方から見に来た僕のために色々サービスを提案してくれたので即決した。
まぁ正直いうとDUO小山では一台も新車で売ってる頃でもEOSは捌くことが出来ず
試乗車だけ寂しく残っていたというのが実情のようだったけど、それも運命と思えば。
納車の時も「EOSを届けるのは最初で最後になりそうです」って営業の人言ってたし。

結局リサーチでは散々色んなデータを集めたけど、EOSに出会ったらあっと言う間だった。
きっと今回はMINIで唯一うんざりしていた部分、「どこでも見かけ大変人気がある」
そこから一度抜け出したかったんだろうと感じた。120iカブリオレもBMW1シリーズ中
ではレアなモデルだし、1シリーズは国内だとほとんどハッチバックなので良い玉に
当たったら前回書いた思い出も含めて悩んだかも知れないけど。

ミニバン全盛時代に2ドアやクーペスタイルに拘るだけでなく、カブリオレまでと
欲張ったし、それで最低限4座オープンとしての移住性はMINIコンバーチブル以上
走行性能も有れば尚良と、中々無いものねだりな欲求を全て満たしてくれたイオス
との出会いに感謝しつつこれから色々楽しんでいこうかと思う。

ひとつだけ気がかりなのは、納車された辺りから一気に秋が深まるどころかそれを
通し越して冬のような寒い日が続いていることと、天候もずっと悪くてとてもオープンに
して走れるような日が無いことである。ま、ハードトップなので雨の日はただのクーペだと
思えば良いし、ガラス・サンルーフは付いているので雨の日でも天空を覗く事は出来るが。。

車種の束縛から逃れたら、手前味噌だが得意のリサーチ精神がフル回転して
楽しかったし、自分にとって最良のパートナーを見つけられたと思う。

MYEOS006.jpg
長い付き合いをどうぞ宜しく。
posted by cafebleu at 10:05| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Automobile | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月08日

最適経路 〜Pt.1〜「懐疑」

10月後半はず天気が悪かったし、仕事は深夜ばかりでVW EOSでのオープン・ドライブは
今のところほとんど楽しめていない。
そうは言っても普通に走っていても十分楽しい車だけど。

思った以上にエンジンパワーが中低速型で、高速の料金所からお金を払った後に
発車する時(何故かETCシステムのセットアップをディーラーが忘れているので後日行かないと)
流れに乗るためにそれなりに加速するものだが、アクセルを踏みすぎると、あっと言う間に
フロントタイヤがスピンしてしまう。VWのTSIターボはラグも殆ど無く低回転から過給
されるのでアクセルを踏み込むとかなり低い回転でも最大トルクに到達してしまう。
EOSの低中回転にピークのあるエンジンに慣れないといけない感じ。
DSGはCVTのように若干変速に癖はあるけど、変速が早くとても良いミッションなのでは
ないかと思う。強いて言えば減速が少し苦手な感じか。

それはさておき、取り敢えずEOSは今のところ外観や足回りは最初から完成されているので
特にこれというカスタマイズは考えていないのだけど、ナビが無いので何か付けようと。

僕は現在のナビの仕組にいささか疑問を持っている。特に高価な組み込みナビ辺りがそう。
MINIの頃はなるべくインダッシュで普段は目立たないナビを付けたくて、当時はHDDと
併売で比較的安価でも枯れていたDVDナビを導入した。この時見た目をそぐわないよう
オーディオユニットを専用マウントで下にずらした上で、空いた1DINのスペースに
StradaのDVDナビを綺麗に入れ込んでもらったのだが、その工賃だけでも10万近くかかって
結構滅入った。本体別だからね。

そこまで苦労した割に、その後数年で完全にDVDナビは廃れたし、そもそも僕が付けた
Stradaはナビとしてのルート迷走度が酷く、家の近所を走ってると最適経路に
車が走れない土手道を案内してしまう始末。どうやって土手にMINIで登ればいいんだと
何度ナビに向かって呟いてみても、「左へまがります」と答えるだけ。
これで完全にStradaアレルギーになった。

地図データは今でもDVDバージョンで更新されているので、何とかなるかも知れないが、
それも随分高いし、ネットやスマートフォンじゃいつでも最新の地図なんて見れるのに
随分非効率な話だな、と。特にスマートフォンならGPSとGoogleマップが有ればいくらでも
経路案内なんで出来るわけだから。勿論スポット検索だって最新だし。

その辺りのPCやインターネット(データ通信)つまりIT周辺との親和性の低さというのは何も
古いDVDナビだけに限ったことではなく、近年通常に利用されているビルトイン型の
HDDナビシステムにも言えると思う。この辺り実際はある程度意図したものと思われ
IT周辺との親和性を高めることによる価格崩壊や地図データの自由化といったような
事に対する危機感からカーナビの発売メーカーや地図ソフトの制作メーカーでわざと
IT周辺に近づかないようにしているとしか思えない。

ファームウェアや地図データの更新は既にPCと連携してるよという声も聞こえそうだが
僕が言いたいのはそんな話ではなくて、仮にナビシステムがデータ通信機能を伴った
OSベースで動かせたとしたら、いちいちビルトインシステムのHDDを外したり、SDカードで
データをやりとりするなんていう原始的な手法を用いなくても、いながらにして最新の地図
データやファームウェア(ソフト)の更新なんて他愛もないはずだし、データ通信を使って
ワンセグや地デジだけでなく、Youtubeや各種ストリーミング配信のような、オンデマンドな
メディアの享受だって今のテクノロジーなら簡単なはずだといつも思うのである。

実際PCやPDA用のナビソフトというのは2000年前後から発売されており、現在もそれなりに
熟成を重ねている。PDA向きのナビを開発しPDA専用のGPSユニットと共に販売している
『Grandmap Navi』は、モバイル端末用ナビとしては老舗で、ポータブルナビの普及が低かった
2000年前後はサイズも含めてPDAがバイクなどのナビゲーションにも向いているとの意見も
有ったので、そう言ったバイクでの利用や、ITやPDAに精通している一部のマニア間で
多少話題になった。僕もこのナビについて耳にしたのは8年ほど前にデータセンタで運用系の
仕事をしている時に仕事仲間と「PCとかと連携できるナビって無いものなのかな」
と言う話をしていたら、こんなのがあると教えてもらった記憶から始まっている。

ただ、この頃はあくまで『PDA』である、つまりPDAは自分自身で通信機能を有さない端末で
あり(無線LANもこの時代は余り付いてなかった)、ネットを利用したいならPHSのCFカードを
買う必要が有ったし、当然ながらGPSも内蔵されていなかった。Grandmap Navi自体は
地図のアプリケーションをPDAに入れて、それを専用のGPSユニットで位置判別していくという
仕組みで、これ自体は所謂「インターネット」を利用した、もしくは連携した仕組みとは
言えず、純粋にPDA上にナビのソフトをインストールして、それをGPSで動かすという
「ソフトナビ」と言えるようなものだと言える。また何よりも2000年前後のPDAでは
画面サイズや解像度等を踏まえると、まだまだPDAがカーナビに成り得るとは言い切れない
のが実情だっただろう。現在では車載を考えられたナビと言うのはポータブルでも最低
5インチ程度のモニタを有しているので、そう考えると3.5インチのiPhoneが主流の現在
でも若干小さめだし、WinMobileのIS02(Dynapocket)でも4.1インチ、間もなく発売予定の
Android端末であるDesire HDが4.3インチ、DellのStreakがやっと5インチである。
(逆にStreakは携帯電話と言うにはやや大きすぎる状態だが)
なので現実的にも4インチ以上の端末で無いとポータブルナビの代用品しては厳しいだろう。

それに対して近年ゼンリンからリリースされている『いつもNAVI』は一般的な携帯から
スマートフォン、PCまで幅広い端末で地図ソフト+ナビとして利用できる装丁で販売
されている。実際スマートフォンの通信機能(3G)や内蔵されているGPSを、近年4インチ、
5インチと大画面化されているスマートフォンの機能を利用してナビのように利用する
と言うのはほぼ可能になってきている。

実際当方で所有しているAUのWindows MobileスマートフォンであるIS02は『いつもNAVI』が
プリインストールされているので色々試してみたりしている。
この辺りの上位グレードで実現されている事は、自分がナビとITに対して思っていたことが
有る程度実現されてきていると感じている。例えば地図の情報は3G通信で都度取得され、
ここまで専用のビーコン受信機やFM通信が必要だったVICS(道路交通情報)も
渋滞情報として3G通信、つまりインターネットから引っ張ってくることが可能なのである。

そもそも携帯やスマートフォンのナビ機能はいつもNAVIやNAVITIMEのようなサービスに
よってITとぐっと近づいてきていると言えるだろう。NAVITIMEの方では上記を一歩進めて
3G通信機能を有する「カーナビ」と言えるものを発売している。
それが『カーナビタイム』である。これは本体価格以外に毎月525円の
通信定額料(3G通信代)が必要にはなるが、3G通信を利用したオンデマンドVICSや
地図更新などはもちろん提供された上で、GPSによる位置情報機能を有している、
ポータブルナビ等よりは一歩進化したITナビと言う事が出来るだろう。
当方も今回のナビはこれにしようかと最後まで迷った。

しかし、結局のところまだメーカー主導で、例えばGoogleマップとGPS連携と言うのは既に
モバイル端末ではiPhoneを始め普通に利用できるし、そこに渋滞情報を載せるくらい
そう難しいことではないと思えるし、もう少しAV機能としてTVが見れます、保存した動画が
再生できます以外の部分が充実できないのかとか、OSベースならもっと値ごろに高機能を
享受する事が可能なはずだとか色々考えてしまって理想の通りではない。
この辺りはカーナビの発売メーカーや地図製作会社の政治的な意図も見え隠れしている。

そうは言っても今回はスマートフォンを何が何でもナビにしてやるというのが意図ではなく
いつかそう言ったITも便利に使えるナビ向きタブレットみたいなのが出てほしいなと言う
事なので、それを待っていてもしょうがないので普通にナビを探してみようと言う事に。

ここまで長々書いたように、現在のカーナビの仕組みには疑問があるので、数年で
陳腐化が進むような組み込み式の高価なナビは興味が無かったし、買うのも大変だ。
だからって最初から低機能な組み込みナビなら余計に陳腐化が進むのが早まるだけ。
であるならば、現在設置が簡単で製品的にも熟成が進んで下手な組み込みナビより
多機能で値段も手ごろなポータブルナビを中心にリサーチを開始した。

ポータブルナビも値段がピンキリで、通販やネットで安く紹介されている物だと
2万を切るようなものから、最新の有名ブランドで大型モニタの多機能型だと10万前後の
物だって存在する。現在位置を示しながら地図で何処かに案内してもらうという
基本機能はどのナビだって結局同じなのだが、これだけ値段差やバリエーションが有ると
言う事は比較リサーチし甲斐が有ると言えば有りそうだ。

何も考えずに深夜番組を見ていたら、そこで紹介されていた安いポータブルナビで
十分なんじゃないかと考えてしまうが、思ったより奥は深かった。

またしても長いので続編で。
posted by cafebleu at 00:11| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | Car Navigation | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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