2010年10月23日

EOS pt.1 〜邂逅〜

"心に留まった2年前の出会いにおける確かさ"

MYEOS006.jpg
VW EOS 2.0TSI
取り敢えずファーストショット。
明るいところで撮ってあげたかったが、最近は仕事の都合もあって
夜型人間な週で、明るいうちは寝てたので。こう見るとスマートというより
コロコロした形してる気もする。黒系でそう見えるということはそうなんだろう。


さて、ようやっと我が家にも新しい車がやってきた。
購入したのはVW EOS(フォルクスワーゲン・イオス)である。
一般的には大穴狙いのマイノリティな車種と言って良いだろう。
イオス自体がVWの中でも異質で、既存の車種には入っていない、
つまりゴルフやジェッタ、パサートと言ったような車種のカブリオレ
というような展開ではなくて「イオス」というオープン専用車種なのだ。
実質は販売を終えたゴルフ・カブリオレやニュービートル・カブリオレの後継を
担いつつも、ベース車種はゴルフとパサートの間の子という変わった車である。

実はイオスを知ったのは2年ほど前、何処かの店の駐車場で見かけたのが最初。
何せ当時でも日本では多く走ってないのでディーラーでも行かないとその姿は余り
見ることも出来ない車種である。最初見たときはハードトップなので、おや、珍しく
VWの2ドアクーペなんてあるんだなと、しかも見たことも無いような感じだと。
トランクがあるからゴルフというよりはジェッタやパサートのクーペか何か
なんだろうが、それらセダンにそんな2ドアクーペなんて有ったかなと。
日本じゃジェッタやパサートですら余りメジャーではないので。

しかし、良く見てみると可動部があるのでこれはハードトップ(オープン)だなと。
こんなスマートな車種が有るなんて知らなかったな、後で調べようと。

まぁ、そんな感じでその後は調べることも無く過ぎていったが心には鮮烈な印象を残した。
この時既に自分がこだわっているのは"MINIであること"から"オープンであること"に
シフトし始めていたのかも知れない。

話が前後するが、今回の買い替えは当初、良い車だがやや手狭だったMINIコンバーチブルの
代わりに、実用的な部分も兼ねた車をということでワンサイズ大きくてそういう用途に
定評のあるゴルフや1シリーズのハッチバックをという所から始まり、ならば大きさ的には
MINIクラブマンも候補に入れつつ見ていたが、やはり一度覚えたオープンは蜜の味で、
ならば実用にも耐え得る4座のオープンカーに乗ろうと言う想いの結果である。
こんな経緯はここまでのブログでも話として出ていた訳で。

なので、ゴルフやBMW1シリーズのリサーチを活かしつつも絞った車種は以下の3車種だった。

・BMW120iカブリオレ
・VW EOS 2.0TSI
・Renaut メガーヌ・グラスルーフ・カブリオレ

この3車種は性能も形も大きさも概ね僕に満足できるもので、それぞれ長所を持っていた。
勿論短所もある。MINI以外は特に僕は車種に縛られず色々興味を持っているので
この3車種の内で最も適している物を選ぶとある程度途中からは決めていた。
ものは新車が理想だが、値段の問題もあるし、そもそもEOSとメガーヌの場合、日本での
販売は終了しているので新車が無い。しかし販売が終わったのは最近なので中古でも
高年式を狙うことにする。少なくとも今まで乗っていたMINIよりは高年式で距離も
10000km以内を基準とする。

3車種比較.pdf

勝手に作った主な比較表なのだが、見事にメーカー別の特徴が出ている。

BMW120iは伝統のFR(後輪駆動)に2Lの直4DOHCエンジン、NAで170psと必要にして十分な
スペックを持ち、トラディショナルなソフトトップ仕様。
BMWらしいサイドラインの美しさや硬派さをコンパクトサイズに閉じ込めたデザインも
秀逸だし、なによりネームバリューは今回の三車種では抜きん出ている。

VW EOSはゴルフGTIで培ったTSIエンジンとデュアルクラッチを自動的に制御して
限りなくオートマのように振舞う"マニュアル"である6速DSGを搭載。
要するにエンジンユニットは、そのままゴルフGTIである。勿論FF(前輪駆動)。
ルックスはVWらしい角の無さは随所に残りつつも、全体的には珍しく流麗で、
ハードトップの滑らかなシルエットはメガーヌよりは若干劣るが十分美しい。
フロントはゴルフを少し大人っぽくしたような感じで、リアのワイドな感じは
パサートのそれか。利用するところは他車を流用するのは合理的なVWらしいし、
逆にそれを利用しても今までのVWと違う雰囲気があるのが良い意味で個性的。

メガーヌは、エンジン、ミッション云々は後回しで名前の通り、天面が全てガラスで
出来ているという斬新な発想が大前提。ガラスの天面なんて不安になるが、3.15mmも
ある分厚く、しかしながら美しい曲線を描くグラスルーフは圧巻。

main_l.jpg
このように圧巻。上はピラー以外ガラス張り。

サンルーフのように開きはしないが、この開放感はちょっと見たことのない景色。
寒くないのに空が丸見え、雨の日は雨脚まで楽しめる。ハードトップ時のクーペらしい
孤の美しさは正直EOS以上、EOSはちょっとピラーが太め。正直エンジンやミッション周りは
平均程度かそれ以下で、重いオープンの事を考えてるとは思えないけど、ルーフの凄さは
別としても、デザイン自体は気負いは無く気品のあるフレンチ・テイストでこなれてる。
フランスだけでなく欧州最大メーカーの一つであるプライドを感じるコンサバティブさと
コンテンポラリーさの同居と言ったところか。
(ルノー、日産らを傘下に含むルノー・グループは、VW、Audi、ポルシェらをまとめる
VWグループと欧州No.1の巡ってしのぎを削っている)

似たサイズとコンセプトでもちゃんとメーカーの違いが出る。

最初に三車種をリストアップした時、既にイオスとメガーヌは終売車種で、
BMW120iのみ現行車種だった。この時点では120iの程度の良い中古を探そうという
路線で居た。値段はともかく中古の玉数もこの中では多め。

僕に取ってBMWというのは幼少期を思い出す車で、実父が3シリーズの2ドアに乗っていた。
80年代当時の3シリーズは実質1シリーズがサイズも近いので何となく僕も一度は
BMWに乗ってみたいかなと言う思いもあり。まぁしかし事は全く逆のほうに進むのである。

b-441754-Tunning_BMW_e21.jpg
BMW320i[e21]
うぁー懐かしい、ほぼ父の3シリーズと同じような色と仕様。シルバーで
ちょいMスポーツ系のエアロ付いてて。何か今でも外車独特の車内の匂いを覚えてるよ。
子供当時は何だかシャープすぎて実はあんまり好きじゃなかったけど、今の車には
無い格好良さが有るね。この車で首都高いつも飛ばされて恐怖心が無くなってしまい、
父の友人が当時買いたてだったAE86のスプリンター・トレノで真夜中の首都高バトルに
連れて行かれ(当時10歳かそこらである)、180km位出されたが寝てしまった記憶がある。
僕らの世代でリアルタイムにAE86トレノやレビンの走行記憶がある輩は多くないだろうな。


長いのでまた。
posted by cafebleu at 22:04| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | Automobile | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月13日

End Of Sales

車を売ったので当たり前だが車が無い。

もちろん平日は乗らないのでそれでも生活には特に変化はないが
週末がつまらない。週末も仕事が有ったりしているのだが、そういう場合は
車を使うことも多かったので移動中くらいは少し自分の時間だと、そう
気分転換もできたが、それもままならない。前のMINIも入れればここ8年くらいは
車のある生活を過ごしてきたので、無いと寂しいものである。週末なんかは
ドンキやイオン一つ行けないのだなと実感している。

この前まで続いた"外車極私論"を書いてるうちに車の目処が立つかと思いきや
思いのほか代わりの車の話も難航している。まぁこの3連休には間に合わないだろうとは
思ったけど、こんな時は車が有ると無いでは少し違うな、と。

そんなだから関係ないところでも車というキーワードがいつも以上に眼に入る。
例えば仕事中に調べ物をしようとYahooを開く、そしていつもの右上の広告バナーに
「マツダのアクセラ、好評発売中」のような文言を見ると、何となく釣られてみてしまう。
サイトを見ると、いつもの"Zoom-Zoom"とか言う言葉が書いてあって、あぁマツダの
キャッチフレーズですねと。このフレーズ長く続けてる気がするけど、どうなんだろう、
新しい広島市民球場が命名権によって『MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島』になってるけど
命名権は良いとしてもシンプルに『マツダ・スタジアム』とかでも良かったのでは。
声に出すと『マツダズームズームスタジアムヒロシマ』ってもはや球場名じゃないよね。

5年前はロードスターも欲しかったので見に行ったが、今回は意中の車種などが特に
無かったので意識もしていなかったが、取り敢えずそんなのに関係なくどんな車があるのか
とラインナップを見てみたり、何でもリサーチしてしまう。

で、僕の欲しいセグメントの国産の現在ってどうなのかなとか思いつつ釣られるまま
マツダのサイトへ。僕が持つマツダのイメージは"個性派"、ロータリーエンジンが象徴。
ファミリアみたいな名前の通りファミリーカーも有ったけど、やっぱりRX-7とかロードスター
とかそういうスポーツ系の車種を思い出す。ロータリーエンジンもさすがに今は一車種
のみだけどRX-8で現役ラインナップに存在していたり。

後はフォードとのコラボレーションかな、良くマツダのOEMでフォードのコンパクトが
出ていたような記憶がある。フォード・フェスティバとかそういうの。

車種を見てみる、ロードスターやRX-8は長期スパンの商品なので未だに小さな変更を
行ないつつも5年前と同じスタイルで存在している。

でも今回はゴルフやMINIクラブマンのような移住性と積載性をある程度もった
ハッチバックかセダンを探していたのでそこに近い車種ってなんだろうと。

マツダの場合はそのセグメントは『アクセラ』が担当している様子。
日産やトヨタに比べると大きさ別の車種がある程度絞られているのでわかりやすい。
つまりメーカー内での競合が少ないということ。

Axela09.jpg
マツダ・アクセラ Sport
09年に発表されたばかりのモデル。写真は色が近年の日本のスポーツグレードっぽいけど
良く見ると何となくフランスの同セグメントを意識しているのでは?という感じ。
フロントフェイスはプジョーを、後ろの角度はルノー・メガーヌ辺りかな。特に
プジョーには良く似ている気がする。


peugeot308-kuro.jpg
Peugeot308
こちらも比較的近年に307からモデルチェンジ。プジョーは306時代のイタリアンな
デザインに307辺りから別れを告げて、より鋭角的なデザインへとシフトしている。
それは207シリーズも同様。


ゴルフもMINIもスポーツ・タイプであるGTIやクーパーSで考えていたので
スポーティな要素も加味して。この辺りは日本はお家芸に近いので必ず
スポーティなグレードが存在するだろう。

アクセラのGTにあたるのが『マツダスピードアクセラ』のよう。
どうもマツダの車ってプジョーを意識しているのかな、顔つきが近年の
鋭角なプジョーに近い気もしないでもない。スペックもサイズに対して十分以上。
でもプジョーよりはやんちゃな感じで若者向きな感じなのかな、グレード設定もそうだし。

しかしスピードアクセラにはMT車しか設定がないのか、やっぱ若者向きなのかな。
一回り大きいアテンザの方がオトナっぽい。レガシィ辺りのライバルなのかな。

アテンザと言えば、昔従兄弟の友人で僕も古くから知ってる彼が乗っていたのを思い出す。
その彼は親がとある有名なTVアニメ等の脚本を手掛ける程のサラブレットな上
(ボンボンとも言います)、本人も当時は脚本家や芸能活動なども行っていたと思う。
そんな彼が乗っていたのがアテンザで、その当時はそんな派手な彼にしては地味なチョイス
のように映ったのだが、最近みたいに色々見てると、アテンザは、基本ラインナップが
2300cc(現行モデルは2500cc)で、同セグメントの国産が当時は2000cc中心だった時代から
純粋なターボパワーよりエンジンの排気量をある程度確保した上でトルク寄りの
コンセプトを持ち、最高速度より巡航速度を意識したような欧州意識の作りで、実際にも
ヨーロッパで受けが良かったようである。それは欧州仕様でディーゼル車の設定が
存在していることからも伺える。

そういった走りのコンセプトも有った上でのチョイスだったのかなと今思う。
何せ当時、僕といえばクラシック・ミニを乗っていて、そもそも現代の車の状況と
言うのがまるで解っていなかったし、アテンザなんて名前の車が出ていたことすら
知らなかった。何でもカペラの後継だそうで、カペラがこんな事になってるなんて
思いもしないものだから。

この時代(ある意味今もそうだが)、僕の周りの車乗りといえば、従兄弟はレガシィB4だけで
二人もいて、更にその他にもレガシィを完全にレースマシンのように改造してるのが一人、
(レガシィだけで3人もいた)、更にはワゴンでもステージアを完全にスカイラインのように
改造した上でフルエアロ仕様のが一人、普通にセダンかと思えばクラウンをVIPカーのように
改造している従兄弟もいて、到底車について語り合えるような仲間とは程遠く、僕も
まるで興味を持たなかった。要するに皆走り屋なのである。これじゃあ一緒にドライブに
行っても僕のクラシック・ミニじゃ足手まといなだけだろう。っていうかそんなの
滑稽でしか無い。僕はいつだって独立型なのである。

こう考えると、その脚本家だった彼は走れる車の中でも個性派だったのかと思う。

そんなことを思いつつ、次は国産なら一番メーカーとしては好きだと言える日産へ。
8〜90年代は売上とは別に、日産らしさという点で、好きな者は好きだった日産だが
2000年以降はゴーン色が強くなり、イメージがかなり変わった印象を受ける。
とにかくフロントフェイスなんかは全体的にルノーの影響も濃いし、GT-Rみたいな
一部の車を除いてはかなり落ち着いたラインナップを揃えてる印象が。年齢層が高い感じ。

Cセグメントだと、TIIDAが該当車種か。中々洗練されていて悪くないのだけど
エンジンがかなり大人しくて、1.5Lのみ。MINIより大きいけど走りは落ちるのか。
TIIDAは明らかにルノーの影響が強い車種なので、ルノー・ルーテシア辺りとかなりの
共通点がある。プラットフォームも共通のようである。

tiida-01.jpg
日産TIIDA

lutecia.jpg
Renaut LUTECIA(欧州名はCLIO)
この通りTIIDAとルーテシアは系列もプラットフォームも同じと有ってかなり兄弟的。
ルーテシアはマイナーチェンジでフロントグリルが若干変わったが、マイナー前は
さらに似ていた。それを差し引いても近似感が漂う。


現状の日産車は、どれも中々品が有る感じで、例えばスカイラインなんかも昔の
硬派なイメージから、かなりスマートなスポーツ・クーペ(セダン)へと大きくシフト
しているのだけど、どれも大人しいものが多く、それはそれで良いのだけど、もう少し
遊び心が有っても良いのではないかと思ってしまう。

今の日産というのはユーザ層別にきっちりと品目を分けて、無駄なグレード乱発を止めて
ラインナップ毎に目的をしっかり持たせている。例えばマーチはあくまでエンドユーザ
及び女性向けで、いたずらにスポーツグレードを設定せず、
ついにはインド生産にしてコストも徹底的に抑えて価格にも反映させている。

逆にスポーツカーはフェアレディZやスカイラインのように、明らかにラグジュアリーで
クーペや2シーターのような贅沢車的な要素が強く、ライバルは国産の4座GT、ランサーや
レガシィのようなやんちゃさと1台で通せる居住性のあるようなセダンGTではなく、
BMWのZ4やAudi TTのような贅沢な高級スポーツを見据えている。実際値段設定も500万
前後と、家族が皆で乗れない車としてはかなり高価である。これらのターゲットは
中間管理職以上のエリート4、50代向けなのは間違いないだろう。

しかし、そんな高級な2シーターのスポーツカーなんて買えるわけもないので
日産のサイトからもこの辺でさようなら。

三菱はギャランとランサー・エボリューションが何だか同じ車になったような
気がするんだけど、フロントフェイスがアウディを意識、したような大型の
シングル・フレーム・グリルになってた。特にギャランはメッキの縁取りも
近年のアウディやVW車を参考にしたようなデザインなんだろうとは思う。

MI_S093_F001_M001_1_L.jpg
三菱ギャラン・フォルティス スポーツバック
大きく開いたフロント・グリルとクーペ的な滑らかハッチバック形状は
欧州路線を意識、か。でも何処か無骨さが残るのはマツダの比ではない。
それが三菱というブランドらしさなのかも知れない。


僕もまだ30代半ばなのでスポーティなグレードはここまでも結構好んでるけど、
別に公道で車の性能の限界にチャレンジしてるような車を欲しているわけではないので
三菱のパワー系セダンやハッチはちょっと違うのかな。速いですよーって風情より
羊の皮を被った狼の方が好きなのである。だからスバル・インプレッサとかもサイズは
良いのかも知れないけど、僕が取り回せるような車ではない。

国産車も今は本当に色々あるし、スポーツカーでの排気量辺りの純粋なパワーは既に
世界最高峰の域に達している。でも、僕は純然たるスポーツカーを探しているわけではない
ので、それは置いておいても、本当に車としての性能差異は欧米と比べて何ら劣らない
どころかひとつ上を言っている印象すらある。もう後は外観も含めた好みが車の選択に
おける多くの部分を担っているんだろうな。勿論ポルシェみたいに各違いもいるけど。

しかし、ここのところ国内にはオープンカーが少ないなと。
プジョー20xCCに近い、国産では数少ない大衆的なハードトップ・オープンだった
日産マイクラC+C(マーチのオープンと言って良い)もちょっとだけしか販売しなかったし、
ソアラから続いたレクサスSC430は遂に生産終了、まぁこんな高価な車買えませんが。
国産で一番格好良いなと思っていたオープンはフェアレディZのロードスターだけど
2シーターだし高いしこちらも手も届かないし、1台じゃ乗りようも無い。
ユーノス乗るならやっぱりMINIコンバーチブルが僕は好きだし、オープンカー事情は
一刻のブームが去ってちょっと寂しくなりつつあるのも実感したり。

10066915586.jpg
日産MICRA C+C
01.jpg
日産フェアレディZコンバーチブル
日産の大小オープンカー。一つはマーチをベースに遊び心で、もう一つは
伝統のスポーツカーの高級オープン・バージョンといった趣か。
個人的には近年のZのフォルムは美しいと感じている。


終わったはずの車シリーズも、あまりに予定より車が無いので欠乏症に陥ったのか
ウインドウ・ショッピングが止まらない感じである。早く売りすぎたかな、跳ねる
跳ねる皆が煽るものだから。。。

まぁね、でも5年も乗り回したMINIが僕に思わぬプレゼントを残して去っていったから
良い車を探してあげないと。何処か彼と繋がっている車を。
posted by cafebleu at 00:11| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Automobile | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月06日

品定〜Pt.5〜「基点」

車の話に短期集中している内に35歳になってしまった。
もうこの歳になると特にめでたい催しも無く、ただ時間が過ぎる。
まぁ元々余り誕生日のイベントというのが好きではないので。

結局ジェッタのようなセダン車は既に終息の方向に向かっているし
興味本位で見たシロッコは家族の賛同を得ることも出来なさそうで、
当初の通りハッチバックでそこそこのサイズと性能という路線に
落ち着きつつあった。だから車種もうちらとしては妥当な
ゴルフGTIとMINIクーパーSクラブマンということに。

Audi A3もグレード次第でほぼ同じレンジに入ってくるのだが
2003年から今まで販売が続いており、どう考えてもそう遠くないうちに
モデルチェンジが待っているはずである。そしてA3はシャーシの部分を
VWゴルフのそれがそのまま供給されているので、だったらそこまでしてAudiで
ある必要が有るのかと。しかもそのベースは1世代前のゴルフである。

Audiも素敵だけれど、どうもCセグメントへの気合は余り感じない。
VWはこのセグメントこそゴルフがいる主戦場だから言わずもがなだし、
BMWの1シリーズっていうのは今までBMWはコンパクトサイズを作れないと
言われてきたものに対する強烈な回答だったわけで、それはある意味弟分の
MINIもそういう訳である。1シリーズのクーペは70年代の名車2002シリーズへの
セルフオマージュと明言しているくらいだからやっつけでは無いのである。
それに比べてAudiはどう考えてもA4以上に重きを置いている。

ドイツ車寄りなのにメルセデスの名前が全く出てこないが、基本的に
メルセデスの日本での好まれ方というのが好きではないし、やっぱり
上位クラスこそがメルセデスって感じで、ハッチバックの家族向き
って言うのは190Eの昔から個人的には違和感を感じてしまう。

また、メルセデスのAクラスやBクラスが、ハッチバックというよりは
ミニバン的というか、トールワゴンに近いデザインなのも理由だろう。
せっかく若々しいはずのハッチバック・スタイルとは異なってしまう。
どちらにしても僕のような身分で偉そうにメルセデスに関して論ずる
つもりは無いのだけど、選択肢には無いということで。

既にここまでの流れでも明確だが、最初は色々な国の車をリサーチ
してみたが、最終的に今回はメルセデスを除いた"ドイツ御三家"から。
僕はやっぱり保守的な人間なのか、なかなかフランス車とイタリア車を
未だに信じることが出来ないようである。だからドイツ車が壊れないなんて
事は全くないのだが、5年乗って勝手知ったる部分はあるので。

でも色々見てきて一番感じたのは、どんな広い車でも僕がMINIコンバーチブルで
享受してきた"開放感"は何処にも無いということである。
昔のオープンカーは手動だったり作業が煩雑で、購入しても実際は余り開けなかったという
顛末が有ったりしたようだが、MINIの、そして現代のそれというのは見た目以上に快適。
ボタン一つで10数秒、あっと言う間にフルオープンである。

オープンカーは乗ったことが無い人だと、何処かおっくうで実用性も低いのではと
思われがちだが、東京くらいの気候であれば、春秋は言うまでもなく心地よいし
夏は昼はさすがにしんどくても夜中なんかはクーラーで体が疲れたときには
ちょうど良かったり(今年は酷暑でさすがに暑すぎたが)、冬も足元への暖房と
シートヒーターで頭寒足熱的な感じのドライブを楽しむことが出来たりする。
これが実用的かは議論の余地があるだろうが、バイクと違った意味で気軽に
開放感を楽しめるという点でとっても心地良いのである。僕も
「MINIでオープンがあるなら欲張って乗ってみよう」
くらいの気持ちでコンバーチブルにしたのだが、ここまで病みつきになるとは
思いもしなかった。僕なんか能動的に日焼けをしようというタイプではないし、
実際未だに色白であるが、何も快晴の昼間に楽しむだけがオープンではないのである。

昨今のオープンカーは雨がふっても扉自体を開けないのであれば
雨中のドライブも別段通常車と変わることも無かった。ドアの桟が明確にないので
開けると縁から雨が流れやすいという欠点はあるが、雨漏りするという類ではない。

そんな訳で子供云々はまだ大きくなるにも限りが有るわけだから、一度原点に戻って
単純にハッチバックだけでなく、4座のオープンカーも見てみようということに。
4座のオープンカーは多くないがいくらか種類が有るものである。

ただし、調べてみると意外に生産が終わっていたり、日本での販売が打ち切られていたりと
思うような現存する車種に巡り会えない。最初にフランス車を除外しておいてなんだが
ルノー・メガーヌのグラスルーフ・カブリオレは興味があったが既に日本の流通から
消えてるし、プジョー308CCはどうもスタイルが僕の好みと違う。
VWイオスも前回書いたとおり日本の販売は昨年終了している。

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BMW_1series_convertible_wallpaper_04.jpg
BMW 120iカブリオレ
1シリーズもハッチバックとクーペだとその外観はまるで違う車のよう。
やはりトランクが伸びていたほうがBMWならではのサイドの美しいラインが強調される。
なによりハードトップ全盛の時代にソフトトップなのが良い。閉まっててもオープンカーで
有ることを主張するソフトトップはそれが好きなものには逆に良かったりする。


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Renautメガーヌ グラスルーフ・カブリオレ
ハードトップ時の滑らかなシルエットとそれを覆うグラスルーフが美しい。
これはBMWと逆にハードトップならでは。ルノーのフロントフェイスって改めて
見るとやっぱり日産と共通点がある。もちろんルノー傘下になってからの日産の話。
そのフロントフェイスも垢抜け過ぎずに古典的な欧州車っぽくて悪くない。


昔はオープンといえばSAABって言うのも高級感が有ったが、SAABはボルボと対照的に
GMの倒産に巻き込まれて日本でも本当に見かけることが少なくなってしまった。
ボルボと共にスウェーデンが産んだ名車だったんだけど。ボルボも中国の傘下だし。

前回紹介したVWイオスも、メガーヌと同じで現行車なのに既に日本流通から去っている。
一時期国産でもソアラ(現Lexus SC430)や軽だがダイハツコペンで大きな話題を
さらった所謂ハードトップ型オープンカーだが、やはり購入となるとそうそう
複数台持てない日本の事情や、折からのミニバン、トールワゴン全盛の最中、
4座だからって今更広くない車は要らないよって事なんだろう。

日本って技術は高度なのだがどうも近年はそれが高じて文化が
ガラパゴス化しやすいようで、明らかに10数年前には存在しなかった
「デカくて大きな1BOXにエアロ付けてエンジンもチューンアップして」みたいな
ミニバンがセレブなんですみたいな文化が定着しつつ有るわけで。

これは昔はクラウンやセドリックに乗っているお父さんは立派だというような価値観から
大きくシフトしている部分だったりするわけだ。僕は保守的なのか、クラウンやセドリック
(今様に言えばレクサスやフーガ)の方がやはりお父さんの高級車で有って欲しいと思う。

話が逸れてる気もするけど、改めて今度は4座のオープンカーをリストアップしてみようと
考えると、現行車では予算も車種も限られてるので、中古も見たほうが良さそうである。
しかし、元々玉数も多く無いので程度と希望に近い品がどれだけあるのだろうかと。
運良くドンピシャで見つかれば、これ以上無い良い買い物になるけど、こればかりは
運なので何となく探していても競争のような気持ちになり擦り減らすものがあって
落ち着かない。それが楽しいという人もいるようだけれど。
でも中古なら多少古い型だと、本来買えるグレードの一つくらい上まで狙える場合も
あるので選択肢が広がるって言う点では楽しいのかも。

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BMW 330ci Cabriolet M-Sports [E46]
取り敢えず4座オープンの代表格といえば3シリーズのカブリオレかと。
1世代前のE46(2005年まで)は完成度も高かったし、未だにぱっと見ても古臭くないので
人気が高い。非ディーラー系で2002年モデル、40000Kmで250万前後。だいぶこなれてる。
現モデルカブリオレを新車だともう1000万が見えてくるモデルなので値頃感はある。


306cab.jpg
306break.jpg
Peugeot306 Cabriolet
プジョーのみならず4座オープンカー史上最も美しいオープンシルエットを持つと
誉れ高かった306カブリオレ。現在308だから2世代前、2001年で生産を終えている
古めのモデルだが、確かに今見ても美しく、307以降鋭角的になって失われたコンサバな
欧州車のシルエットがここには変わらずに存在する。さすがに2001年で生産が終わってるので
新しい玉は存在しない分値段も100万中盤でそこそこのが手に入る。ただしかなり少なめ。
フェラーリなどで有名なピニンファリーナがデザインを手がけた。


2000年代前後のデザインもこう見てみると今ほどファットではなく、まだ繊細さが
残っていて良いなと思う。特に306カブリオレのデザインは当時話題になっていて
その頃車にさほど興味が無いというか、買うことすら夢のまた夢だった20代中盤の
自分にとっては「オープンカーかぁ、何だか現実味の無い車だなぁ」と思っていたのを
思い出す。306カブリオレでみられるような、開いた幌が後ろに乗っかるのではなく、
完全にボディ内に収納してしまうようなデザインは当時斬新で、フラットで繊細な
そのシルエットは現在でも高く評価されている。306系はイタリアのピニンファリーナが
デザインしたことで、フランス車というよりもイタリアっぽい雰囲気が強いのも特徴。

しかし、仮にこの辺りのモデルまで遡って購入した場合、2005年製のMINIコンバーチブルを
売った意義というのは薄れてしまうどころか、それより古い車を非ディーラーから
中古で買うというのは、逆に余分なメンテの心配がかさむだけという事になる。。
きっと自分が乗っていたMINIより故障が増えるに決まってる。中古なわけだし、
なにより外車の当たり外れは中々馬鹿に出来ないところだ。

そう思うと、3シリーズにせよプジョー306にせよ、僕が乗っていたMINIより古い世代の
中古を新車を手放してまで買うというのはいささか本末転倒である。

なのでオープンカーを値ごろかつ程度(高年式)良く買うのであれば、現行のモデルや近年の
絶版モデル(例えばルノー・メガーヌとか)位までが基準にはなりそうである。

オープンになると一気に方向性が変わってしまうので、余計とりとめも無くなる。
但し今回のリサーチというのは自動車の"現在"というのが良くわかったので収穫があった。

VWの車ってなんで長年浮き沈みが少ないのかというと、必ずそのセグメントの基本性能は
すべて抑えた上で値段設定も無駄に高くしないし、オプションやグレード次第では
十分ラグジュアリーになる。更にヴァリアントみたいなステーションワゴンも単に車の後ろ
伸ばしましたみたいのではなく同競合の中では常に1,2を争う仕上がりなのである。じゃあ
単にエンジン良くて広くてバリューなんですねとかではなくて、ヒートシーターとか
レザーシートだって用意されてると。

趣旨は異なるが、サイズでは一つ下のクーパーSクラブマンを仮にカスタマイズして
あれやこれや付けてしまうと、ゴルフGTIにレザーシートを付けたくらいの値段と
あっと言う間に同じくらいになってしまうのである。もちろんMINIの魅力はサイズや
エンジンだけでは語れない自分だけのプレミアム感は有るのだけど、実質的には
ポロサイズでエンジンも400cc以上下なのに価格バランスはそう変わらないと。
そういうのは色々調べてみないと分からないものである。外車だから全てが高価
という訳ではなくて、値段に対する考え方というのはメーカーで異なるのである。

MINIみたいな振り切ったバランス感ってハマれば言うこと無いのだけど
ゴルフや1シリーズ辺りの中庸なバランス感って一番難しいことなのである。
01_l.jpg
VW Golf Variant 2.0TSI
ゴルフのワゴンであるヴァリアント。今回選択肢からワゴンを外していたので
意識していなかったが、トータルバランスでは通常のゴルフより良い気が。。
何よりも高級感がゴルフよりぐっと上がるような気がする。
これぞ「欧州ステーションワゴン」って感じ。昔プリメーラやレガシィが目指した路線って
こういう雰囲気なんだろうなって思ったりもする。


乗換の契機になったのが、「広いけど大きすぎない程良い車」からスタートしたので
そういった向きのベンチマークであるゴルフから見ていったけど、このセグメントは
車種もタイプもバラエティに富んでいて面白い。家族でも十分のれるハッチバックや
ワゴンも、今や少なくなりつつ有るセダンやクーペも、もちろんオープンカーも存在する。

それを相対的に色々見てみることで、改めて今の車の価値観についても知ることができた。
予算の理由が大きいとは言え、敢えて枠を決めると逆にその中で一番良い車って
何だろうという、そんな探し方も車を決め打ちするのと違った楽しさがあるなって思う。

これだけリサーチして、ああだこうだとごたくを並べておいてなんだが、
普通や中庸の中でも、異端や独創性ってのは見つけることが出来るわけで、
後は乗り手次第でその車を魅力的になるよう可愛がってあげれば良いのだ。

そんな訳で、怒涛のように続いた品定めシリーズはこれにて。
まぁ、何か買わないと不便なのでまた買った車の話も出てくるかもだけど。
posted by cafebleu at 01:32| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Automobile | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月02日

品定〜Pt.4〜「惑乱」

10月になった。そろそろ35歳かとふと想う。
でも何となく34歳って中途半端だから35歳でいいかなと。
でも、いよいよアラフォーと呼べる世代に突入かと思うと
随分時間が流れたんだと、そう思う。

実は元々体力勝負のタイプではなかったので、30代になって
急激に20代後半より衰えたなとかそういうのは実際ここまで感じてない。
ちょっと疲れやすくなったかも知れないし、昔から悪い関節が痛むことが
多くなったような気もするけど、まぁ階段が辛いとかそう言うのは無い。
白髪は近年急激に増えたけど。でもここからはいよいよガタッと来ると
言うから体調管理は気をつけて、かな。でも20代って結構病んでたから
ちょっとした事で寝込んだり塞いでいたので今の方がむしろ元気なのかな。
元気ってよりもうここまで年齢重ねるとやるしかないんだよね。

さておき、MINIが去ってからすでに半月近く経っている。
しかし、未だに僕の手元に車は無い。バンドをやってるし、
サラリーマンだから余り公にしてはいけないのかも知れないけど
個人的にちょっとした仕事もしているので、とっても不便である。

前から書いてる通り、買える買えないはともかく、今はショールームに
良く行き、試乗もしたり。こんな時じゃないと中々できないし、車買って
すぐとかの買い換える気も無い時まで新しい車を追っかけるという程
熱狂的なマニアではないので(リサーチがマニアックなのはむしろ性分)
こういう時が車にベクトルが向いてる時、ある程度期間限定である。
ディーラーと駆け引きもあるので意外と疲れるけど、楽しんでる。

という訳で先ずはVW、フォルクスワーゲンへ。予定通りである。
5年前と同じで最初はVW、でも目的はかなり違う。今回ニュービートルは
全くチョイスに入っていない。

ゴルフを見るつもりが、一人だったので最初に気になっていたシロッコを先ず眺める。
極端なワイド&ローで偏平なその宇宙的?ルックスに釘付け。

vwciro.jpg
VWシロッコ
ハッチバックなのにのっぺりぺったりスタイル、クールなようで
どこかユーモラス、シャープなようで結構丸っこい。相反する微妙な魅力。
今回どこか心がマイノリティ志向になってるようで、後ろ髪をひかれる。


3グレードあるが、このサイズならやっぱり2.0TSIには乗りたい。
実質エンジンはゴルフGTIと一緒、VWお得意の決してATでもCVTでも無い
「自動変速マニュアル」である6速DSGというのも一緒。
パッと見ではわからないが、シロッコの2ドアはとんでもなく長くて、
実はアメ車並らしい。横幅も1.8m超なので、実は上位レクサス400クラス並。
全長短いのに。それが凄いイカしてるけど日本の道路事情には。。

カタチからして基本はクーペなのですごく広いって事は無いけど、
中はVWらしく思ったよりはずっと広い、前席はヘッドクリアランスも全然問題ない。
この形で後席もMINIよりは結構広い。さすがに頭はちょっと低めだけど。
トランクもやっぱりVWマジックで、開けると予想よりはずっと実用的で大きい。

でも、ほぼ同クラスのゴルフGTIに比べて値段が高すぎ。一番欲しい2.0TSIで
定価460万、上位のRタイプになると515万もする。さすがにこのデザインは
おとなしいグレードで乗る感じはしないので、TSI以上が欲しいけど、
ゴルフGTIより100万近く高いなんて。。ナビやレザーが標準装備なので
多少はわかるけど、それにしてもちょっと高すぎなのである。

でも、せっかくだから乗ってみますか?と言われたので試乗。
・・・凄い、エンジンもさる事ながら、何このドライビングポジション。
完全にスポーツカー。足回りも物凄くいい。でもランエボとかみたいに
街ではしんどいよってほどスパルタンな感じでもない。ラグジュアリーだけど
完全に大人のスポーツカー。ボディもカーブとかで少しもきしまない。
こりゃ楽しいだろうなぁと思いつつ試乗終了。

いずれ中古がこなれたらもしかしたら。。。
という感じでシロッコ見学終了。店を後に。

あ、ゴルフちゃんと見るの忘れた。。。まぁエンジンと足回りはほぼ同じだから
試乗までは要らないかも知れないけど、少しは見ておくべきだった。また来よう。

実はゴルフのセダンバージョンのジェッタも見たかったのだが、既に日本では
ほとんど流通を終えているそうで、バリューラインみたいなのがかろうじて
残っているだけで、GTIと同様のスポーツラインはもう無いらしい。残念。
ゴルフはいい車だけど都内ではよく見かける、それはMINIと同じ悩みを持つと
言う気持ちもあって、ジェッタいいかも。と思ってたがそうも行かないようで。

jetta.jpg
VWジェッタ
「ゴルフにトランクつけただけ」なんて陰口叩かれ続けて、常に影にいるし
日本では発売されたりされなかったりと不遇を囲うジェッタだけど、見ての通り
なかなか上品で良い。セダンって近年おっさん的な象徴になってて不人気らしいが
僕はそんなコンサバな所も含めてセダンも好き。車ってこういうものでしょ。
ゴルフに似て非なるもの、それはジェッタ。この大人しい外観で中身はやっぱり
GTIと同じ仕様が存在するのもちょっとイカしてる。


jettaint.jpg
内装も「ザ・セダン」って感じで格好良い。クラシカルとモダンの間に。

VWってやっぱり合理的なメーカーだから、その国で受けなかったりとかすると
すぐに販売をやめちゃう。ジェッタも現在のゴルフに準ずるモデルがアメリカでは
すでに出ているけど、日本発売は未だ未定だし、まだ2〜3年前に出たばかりの
ハードトップ・オープンカー「イオス(EOS)」もすぐに日本での販売を止めてしまった。
まだヨーロッパやアメリカでは売ってるのに。実はこれもすごく見たかったけど
販売すらとうに終えていた。

oes01.jpg
oes02.jpg
VWイオス(日本での販売は終了)
VW初のハードトップ・オープンカー、ソフトトップなら誉れ高いゴルフ・カブリオや
ニュービートル・カブリオが有ったけど、VWがハードトップというのは意外。
本来ならAudiブランドから出てきてもおかしくない路線ではある。しかし日本人の
思うVWのイメージには合わなかったのかいち早く日本からは撤退。いけてるけどね。
BMW120iカブリオを脅かすような存在にはなれなかったという事か。


今回はオープンカーが目的ではないので、それは置いとき、言いたいのはVWだと
ニッチなモデルはすぐに手に入りづらくなること。シロッコもそういう運命かと
思うと気にはかかるが、相方は全く興味を示していないのでまず無理だ。

ゴルフは後で見るとして(穴が開くほどじっくり見なくてもう既に良い車と認められてる)
次は原点のMINIに。既に僕の(だった)クーパー・コンバーチブルを購入した品川の
東邦モータースは存在しない。まぁ自分たちの怠慢で勝手に傾いただけだ。それはその内。

MINIは相方も喜んでついてくる。それは単純にMINIという車がデザイン・コンシャスで
女性から見ても可愛いし格好良いというのもあるし、なによりショールームが他の
ディーラーと全く異なる。パッと見ではアパレルのように見える、そこにMINIがデザインと
して配置されているよう。実際にMINIブランドの洋服も多くはないがおいてあり、これが
他のディーラーのTシャツみたいな悲惨なものとは大きく異なる。

MINIこそじっくり見なくてもそれこそしょっちゅう来店してるし、基本的なことは
分かりきってる。今回はクラブマンの居住性をもう一度確認。

でもね、まずMINIってのはビジュアル系もビジュアル系なので、見た目に訴えかけてくる。
もう顔なんて見慣れてるはずなのに、ショールームで気取って佇んでいるといやはや
惚れ惚れしてしまう。MINIですからね、ポール・ウェラーも乗ってますからね。

wallpaper_MINICooperClubman_05_800x600.jpg
wallpaper_MINICooperClubman_10_800x600.jpg
MINI Cooper Clubman
レトロフューチャーでデザイン・コンシャス、時流よりも我流。
普通近年のワゴンやハッチバックではやらない後ろブッタ切りスタイルがクール。
一見だいぶ長くなったように見えるが、それもトリックで実際は4m無いのだ。
全長がポロと同じくらいなんて一見では全然そう思えない。
見た目ばかりだけどエンジンもSなら1.6Lで185PS、2LのGT級のリトル・モンスターっぷり。
MINI、いやBMWはぬかりない。


特にクラブマンは外観がかなり個性的。もちろん知ってる人は知ってるだろうが、この
コンセプトは、単にMINIを長くしたのではなく、オリジナルMINIに存在していた所謂
"カントリーマンやトラベラー"などのエステート・モデル(現在のステーションワゴンか)を
現代風にリメイクしたもの。"クラブマン"という名前自体もMINIの派生モデルからである。

MINICountry.jpg
オリジナルのカントリーマン(トラベラー)。僕も昔憧れた。観音開きがたまらない。
この辺を再現してみせたセンスが凄い。ちなみに"カントリーマン"という名称は
来年発売のSUV!モデルで利用される。しかしMINIのSUVって。。。


実際のところポロと同サイズ位で、見た目とは若干異なりトランクはそこそこという感じ。
決してワゴンサイズのそれでは無いのに少し拍子抜けしたが、
(それなのに観音開きのドアが立派にオープンするので余計にあれ?ってなる)
通常のMINIに比べて改善されたのはむしろ荷室ではなくて、後席のフットスペースである。

MINIの最大の泣き所は後席の足元である。シートは小さい車なりにしっかりしてるし
ホールド感があるので座り心地は悪くない。でも問題は足元で、前席を相当前に
スライドさせないと、MINIの後席は大人では足を入れることすら出来ない。
シート自体は実利用に耐えるのにここが勿体無いのである。

それが大きく改善されたのがクラブマン、サイズがサイズなのでビックリするほど
広いということはないのだけど、今まで家族がいてMINIは大好きだけどやっぱり
ゴルフとかの代替えには使えないから買えない。。。
くらいの層はかなり乗り換えたのではないかとすら思える。
あと後ろのシートの座りやすさと大きな窓も含めた開放的な居住性は計算しつくされてる。
MINIはビジュアル系なだけじゃないのがやっぱり凄い。

早速新しいクーパーSにも試乗してみる。僕のコンバーチブルは"S"じゃなくて
普通のクーパーだったからN/Aの1.6LをOneより少しチューンしたもの。
だから基本的には1.6Lの性能だけど足回りと中域のトルクには気を配っているので
そこそこ快適だった。回せば走ってくれる感じ。それに対してクーパーSは全く別物。
エンジンは同じだが初代BMW-MINIはスーパーチャージャー搭載。これがスパチャらしく
低中域でとんでもない加速を産み出す。自分のMINIをメンテで入れた時に借りたのだが
マニュアル車で2速であっと言う間に100Km超え。街中では無敵な気分になる。
エンジン容量やスパチャの特性上広域が弱るので高速では意外に伸びないのだけど
元々高速のストレートで最高速を競うような車種じゃないからこれは楽しかった。

2代目MINIはエンジンが大きく変わった。そもそも開発の主体も初代のクライスラーとの
共同開発エンジンからパートナーをプジョーへと大きくシフト。プジョーとの共同開発に
よるエンジンに。試乗してすぐ分かったのはとても素直なエンジンになったということ。
エンジン音も初代より静かになった感じ。また、クーパーSがスパチャからターボに
変更されたので、加速の仕方もよりターボらしい落ち着いたものに。こちらも街では
快適かつ速いけど、何か、こう、初代のエンジンのほうが楽しかったかも。ちょっと
荒れる時もあってそれがMINIの硬い足回りと相まってちょっとスポーティで良い
テンションを与えてくれていたので。より大衆車らしくこなれた感じ。

とは言ってもSだとあのボディで限りなく200PS近くあるので出足で間違えるとスピン
してしまうほど制動が乱れるが。

ビジュアルとサイズ以上の走行性能、見た目よりもずっと重心の低い設計がまさしく
MINIの良さで、走ってて可愛いし速い、乗り心地もスポーティでダイレクト。
相反しがちな二面性をちゃんと持ち得ているのは間違いないのだが、やはり唯一
車内のスペースは同セグメントの他車と比べてもやや狭いのは否めず、それすらも
運転者にはホールド感として心地良いが、乗車している人たちにはやや窮屈な印象も。

それを、ビジュアル面で損なうことなくある程度解消してみせたクラブマンは優秀な
プレミアム・ミニサイズで、このセグメントでは突出している。
悪い意味ではないけど、性能で肉薄し、居住性では一歩上と言えるVWポロGTIで
伺える良くも悪くも量産車というか大衆的なイメージに対して、MINIのカスタマイズ性の
異常なまでの高さというのはやっぱりオンリー・ワンな気分にさせてくれる。

しかしそれすら意味を成さないほど近年MINIは都内で良く見かける車種の一つに。
しかも皆多少の個性を施している。これはディーラーレベルでもかなり多岐のオプションを
選べることも影響しているだろう。むしろオプションつけてナンボの車種ではある。

それが最近僕にはちょっと寂しいのである。MINIはオリジナルの頃から大衆車として
デビューしたのだからそれは当たり前だし、それこそMINIは今でも同じ役割を果たしている
ということになるのだが、クラシックMINIがボクらの時代には乗ること自体がある意味
チャレンジというか、敢えてクラシックカーで苦労しますよ的なニッチ層向けになっていた
のに対してBMW MINIは普通に車としても優秀なので、誰だって乗りたくなるだろう。
更に少人数の家族なら何ら問題ないクラブマンまで登場したのだ。これで買うなというのが
おかしな話だ。

まだコンバーチブルは誰でも買うタイプではないので同じでもプレミア感はあったけど
クラブマンこそ日本のニーズに一番適した車種だと思う。だからどんどん増えてしまって
最近はちょっとMINIを買い換えることに戸惑いが出てきている。

MINIに乗るなら特別でありたいけどゴルフはどこにでも有るようで、実は結構気が利いてる
という点で対照的なので、まだニッチでない事に許容したい気持ちなる。

とは言っても僕としてはジェッタに乗って「この車何?」っていうニッチな世界を実は
画策していたのだけれど。無いものはしょうがない。どうしてもというのなら認定中古だ。

相方も最初は家族が増えたときに乗れる車って店にも主張してたのに途中からMINIなら
やっぱり格好良い、クラブマンが良いとか、そもそも今すぐ子どもがいたとしても結局5年で
5歳にしかならないのだし、仮に10年乗っても10歳だ、何だか早急なんじゃないかと
話の論点がズレてきた。確かに今のところ二人で旅行に行くと仮定した場合はMINIでも
荷室等は後席も利用していたので全く困った記憶が無いし、むしろ快適なくらい。

本気で家族を意識するならそれはゴルフでもヴァリアント(ワゴン)のような車種を
検討するべきだし、大きいこと自体は積載という点ではマイナスになることはない。

だから少なくとも今のMINIコンバーチブルより後席と積載が改善できれば向こう5年くらいの
問題は回避できるという話に落ち着いてきた。少し車は自由に考えられるのかな。

もう少し続く。
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