2010年07月04日

駄目

6/29はワールドカップ日本-パラグアイ戦だったけど・・・

そうではなく(確かにそれこそ国民的イベントだったが)、
この日本戦の最中に我がバンド、ヴェセルズはライブ決行。

うーん、愛国心の薄い自他共認める英国かぶれの自分らしい日程で。

それもまた異なり、今回のライブは自分でブッキングしたわけではなく、
我がバンドのドラマーのテツヤさんがたまたま錦糸町のライブハウス
『PAPPYS』の方と知り合いだったものだから、
そんな縁で出演させていただいた、と。本当に有難うございました。

火曜という平日に、サラリーマンである自分がライブを決行するためには

・「リハは無理だから一発勝負」
・「ライブの開始時間は遅いに越したこと無い」
  (その分日本戦が23時からあったので集客が見込めない)
・「残業しなくて良い日を選ぶ、もしくは無理やり帰る」

少なくともこの辺りの部分はクリア出来ないとライブは無理。
開始時間は20:30、仮に19時くらいまで仕事があっても、車なら
職場からの距離を考えれば何とか間に合うはず。

リハはもう最初から諦めてるから、言った瞬間PAに音響とバランスは
全て委ねて、こちらはいきなり本気で腹から声出して歌って、
しっかりギター弾けばいいだけ。それだけだけど、それが一番難しいんだ、実際。

そして到着して数十分でいきなり本番迎えました。

お客さんもヲタレンで経験した数多のビーヲタ宗教的イベントに比べれば
遥かに少ない。そりゃそうだ、7年ぶりのライブな上に、集客活動も
してない、そしてなによりまもなく日本戦を控えてるのにじっくり
聴いてくれる人なんて限られてるに決まってる。

そんなこんなである意味こっちの準備までの慌ただしさと反比例した
環境を見るにつけ、少しづつリラックスして行けた。

でも、そうなってくると、今度は集中力がおかしくなってきた。
どうも会社に残してきた事が頭に浮かんだり、あれ、メール返したっけ?
とか、歌ってる最中に運動不足から足つりそうになったりとか。
座ってるんだけどね、どういう事なんだろう。

あぁ切り替えに失敗してるなぁと言う想いが過ぎり、そして僕が
一番集中しないといけない歌でも散漫さが出てくる。
いつも自分のコンデンサマイク使ってるんだけど、まぁハコもよさげだし、
今日は要らないかなと思って使わなかったらPAがやや貧弱なのに
気づいてきて、やっぱりメンドくさがらずコンデンサとプリ使えば
良かったとか、ドラムに対してギターやヴォーカルの通りが悪くて
自分の演奏全体が聴こえづらいなぁとか、散漫なのである。

そういうあれこれは最終的には言い訳であって、PAや他のメンバーの
せいでも何でも無いのだけれど、そう思い始めると僕はもう駄目。

思えば昨年12月の"ヲタレン・特別編"のライブの時は、練習も全然
出来なかったのに、久々に理想的な面子を得た事と、ビートルズの
トラディショナルな空気から開放されて、勝手にモッドな世界観の
中でビートルズを構築できるという得意な方向に浸走れたおかげで
集中も出来たし、歌も凄く歌いやすかった。

3月のアコースティック・ミニライブも状況が普通と異なるけど、
PAは身内がやってるから心得てくれてるし、ドラムレスだったから
ヴォーカルが通りやすくて、疲れてたけど自分なりに渾身の演奏という
物は出来たんじゃないかと思ってる。

やっぱり音楽の中心から離れて、そこから大人になって戻ってきたら
何よりも大切な物は技巧とか、録音技術とかじゃなくて、
"うたをちゃんとうたう"事なんだって思うようになった。
それは自分のヴォーカルスタイルもあるけど、何よりも普通ライブで
耳にする人は大概初めて聴く曲だったりする訳だし、いつでも
バンド活動をしている訳でも無い。だから最初に何を見てるのかというと
うたを聴いているのだと思うようになった。だって自分もそうだもの。

薄々と気づいていたけど、これだけポップ好きでも何で90年代の
グラスゴーとか聴いてると腹立つのかって言うと歌なめてるからなんだよね。

もちろん誰でも腹から声出してしっかり歌えば良いってもんじゃないけど
例えばペイヴメントのやり方は、特に4作目辺りだと計算され尽くされてて
外し方?にもインテリジェンスを感じたので大好きだった。

逆に歌えもしないのに「ダーリン」みたいな"うた"の力で聴かせる
名曲をわざわざ別バージョンでやっても不快にしか感じないと
今でもそう思うし、その想いが自分にようやっとフィードバックしてきたと。

まぁとにかく個人的には近年のライブでも一番厳しい状況と出来で
手前味噌だけど、ヴェセルズってこんなもんじゃないんだよって
思うのだけど、テツヤさんはいつものように安定していたし、
比較的最近音楽のフィールドに戻ってきたまりさんは昨年の
ヲタレンから回数を重ねたおかげでここのところでは一番の
演奏だったね。淡々とクール。

派手に行こうとする僕やテツヤさんを支えてくれると、ホントね、
この人は個人的にはベーシストとして性格的にベストなんだと思う。
歌ものに溜め込んだようなグルーヴとか要らないからね。
僕らはファンクそのものとは違うわけだから。
若者のえぐっちゃんも頑張ってたし、自分の目指すべきスタイルは
見えてきたんじゃないかな。

ヴェセルズは皆で歌って演奏して、そんなコンパクトなまとまりのある
良いバンドで、それが幼馴染から今まで細く長く続いてきたのだから
本当に良い仲間に恵まれたし、7年ぶりでもバンドのグルーブ自体は
ちゃんと戻ってきたのが喜ばしい。

また再度の休眠に入るけど、その内また。


「エゴイズム」 The Vessels

-Set List-

1.カーディガン
2.エゴイズム
3.Feel Flows
4.新曲(タイトルがまだ決まってない)
5.くちなしの丘[原田知世(キセル)のカバー]
6.Good Enough[Dodgyのカバー]
7.青の中〜Imagination In My Mind〜


ワールドカップはドイツを応援してます。
日韓W杯の時からそうなんだけど、最近惜しい感じ
(02年準優勝、06年3位、08EURO準優勝)
なものだから今度こそ悲願を。

つまんないとか、創造性が無いとか言われようがひたすら
淡々と勝ち続ける強さが好き。こういうトーナメントは勝ったものが
間違いなく勝者だもの。特に今大会はイングランド、アルゼンチンを
完膚なきまでに打ちのめしてるし。守れるだけじゃなくて攻めれる
ドイツって言うのも今までに無いパターンになって来てる。

アルゼンチン戦の戦い方も圧巻だったけど、あの黒のアウェイユニが
冷徹な強さに拍車をかけているようでかなりルッキングッドだった。

準決勝は欧州でもちょうど逆のフットボールを得意とするスペイン。
とにかくここまでは苦しんで苦しんでそれでも勝ち残った感じ。
そんな過程もちょうどドイツと対照的で。

さて、どうなるだろう。好事魔多しだからスペインが行っちゃたり。

でも今大会はオランダとドイツ推しだったのでちょっと嬉しいW杯。
posted by cafebleu at 02:11| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | Days | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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