2007年05月25日

Press To Play

ぷりぱろさんのライブを観て、改めてバンドの「人数」に
ついて思うところがあり、それを書いていたら長くなったところだった。

自分の話になるが、僕は高校生の頃にバンドをやり始めて以来
いくつかのバンドでギターなり何なりを弾いてきたのだが、
その中でもダントツで多い構成が「3ピース」だったりする。

若い年頃から耳年寄で、同世代に自分の好みを理解し合える
環境作りが難しかったからというのも有るだろうし、単に自分の
人間性の問題で多数の人と音楽を出来ないだけなのかも
知れないが、とにかく「結果として」3ピースで活動する事が非常に
多いのが僕のバンド遍歴だ。現在のWLWは他の二人と旧知だし、
音楽的な疎通も凄くとりやすいというか、共感できる世界観も
多く持ち合わせているので居心地が良いのだけど、でも3人だ。
ビートルズなのに3人。。。これも望んだというよりは結果論である。

クリームやジミ・ヘンドリクスのようなギターをかなりラウドなバッキング
主体にして、ベースも動き回れば3ピースもそれなりに面白いが、
基本的には音の足りない構成なのは事実。故に嫌でもギターの
音を常時厚めにするようになってしまうのだ。それしかコードを
奏でられる楽器は無いのだから。

前回ストーンズのような5人組が一番過不足無い構成と書いた。
ビートルズの4人も楽器の数はストーンズと同じである。
ギター2本とベースとドラム。

要はストーンズはミック・ジャガーの分だけ多いわけだ。
楽器編成が同じわけだから、演奏的には大差ないように思えるが、
「ヴォーカル専門」が居る事でギターやベース奏者が解き放たれる
範囲は決して馬鹿に出来ない。

もっともストーンズとビートルズでは音楽の方向もやや違うので
一概に比較は出来ないのだが、コーラスをビートルズ程多用しない
ストーンズでは楽器奏者の自由度はより顕著になる。

ビートルズの楽曲を自分で演奏してみて一番感じるのは、
歌と演奏に全然暇が無い事である。
メインヴォーカルでは無い曲の場合でも一部の曲を除いて
ほとんどビートルズにはコーラスパートが存在するので気が抜けない。
本人たちがライブを前提にしていない『リボルバー』辺りの楽曲からは
それらは顕著で、本人たちも結局ビートルズでいる間はその時期辺り
からの曲はライブで披露していないわけだから、各パートが
「歌いながら演奏」を全く想定していないアレンジになっていくのである。

しかしながらビートルズをカバーする事を始めると、どうしたって本人達が
手を付けなかった中期以降の曲に挑戦してみたい欲求に駆られるのも
また事実で、プロであれアマであれ、中期以降の楽曲を何らかの形で
カバーするというのは、ある意味”ビーヲタ”の必然とも言えたりする。

で、これが難しい。例えば「ゲッティング・ベター」における訳のわからない
ベースラインを弾きながらヴォーカルを取るには鍛錬が必要だ。
現にポール本人はライブでこの曲をやる時にベースをバックにまかせて
本人はシンプルなカッティングのギターを弾いて歌っている。

しかし、プロのビートルズ・カバー・バンドのポール担当の人はこれを
ベースでちゃんと弾いて歌っていた。
これを出来る事は技巧的にも凄い事なのだが、
わかりやすい長尺のリード・ギターを弾く人が受けるような評価を
オーディエンスから得られる事は先ず無いだろう。
これは実際に演奏している人にしか伝わらない「技術の確かさ」
なのである。

つまり、ビートルズをカバーするための「技巧」とはその努力の割に
意外とオーディエンスに伝わりづらいマゾヒスト的な技巧なのである。

長年僕は先述した「消去法」的選択でヴォーカル兼ギターに
なったのだが、近年、少なくともビートルズをカバーする時はともかく、
ベースでもギターでもいいから「楽器」に専念したい気持ちが徐々に
高まっている。伏線は1年ほど前にオリジナル曲のバンドでライブを
やった時に、久々にヴォーカルがほとんど無く、ギターに専念したのだが
この時は非常に演奏の自由度も高く、「楽器演奏者」として
得るものが多かったのだ。それまでは目先を変えようと鍵盤を弾いて
歌ったりとかしていたのだが、たったアコギ一本でも演奏に集中する事に
よって、様々な音作りを模索する事が出来たのがこのライブにおける
最大の収穫だった。

映画『ロックン・ロール・サーカス』でのジョン率いる”ザ・ダーティ・マック”
におけるエリック・クラプトンの一歩引いた位置で黙々とギターを弾く
格好良さ。これは僕が思う演奏者の美学としての原点でもある。

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2007年05月21日

Small Circle Of Friends

日曜は海の近くの葛西でビートルズ・カバー・バンドかつ皆さん女性メンバーで
活動している”Pretty Parrots”の野外ライブを観にいった。

いつものように寝坊人間なので、相方の電話で起こされた瞬間に凍りつき、
ロクな準備もせずに出たのだが、電車の乗り継ぎが上手く行ったのと、
会場の進行が少し押していたので、無事にステージを堪能することが出来た。

もう現在のメンバーで6年ほど活動を続けてらっしゃるので、
ビートルズを演じるのにも堂に入っているし、とても手慣れた感じがした。

今回は老若男女が集うステージという事もあってか選曲もストレートな
感じだったが、BBCラジオ・セッションで披露されたカバーなども
多くレパートリーに持ってらっしゃるようなので次回のライブではそれを
楽しみにしていよう。

また青空の下で皆さんの楽器が良く映えていた。
ヘフナー・ヴァイオリン、ナチュラル325、Wカッタウェイのデュオ・ジェット。

こんな並びも「ビートリー」さに一役も二役もかってくれる。 

ぷりぱろさんを観ながら思っていたのだが、ビートルズをステージで
再現する場合、各自の比重はともかくとして、全員が楽器を弾いたまま
ヴォーカル、もしくはコーラスをこなす事が普通である。

リード・ギターであるジョージやドラムのリンゴだって持ち歌はある。
強いて言えばリズム・ギターであるジョン・レノンが一番ヴォーカリスト
的な楽器、ポジション選択をしているが、それでもジョンがミック・ジャガー
のように楽器を持たずに歌を歌う事はビートルズであれ、その後のソロ
であれ、僕の知っている限りでは見た事が無い。

リード・プレイが多くないジョンですら、ヴォーカル曲である
「ユー・キャント・ドゥー・ザット」ではリード・ギターを担当しているし、
ポールのヴォーカル曲では細かいフレージングなんかも随所に見られる。

つまり、ビートルズは「〜兼ヴォーカル、コーラス」なのである。
これはビートルズに限ったことではないのだけど、所謂一般的な「バンド」
と言うのは一番普通の構成だと5人組ではないのだろうか?
簡単に書くとこんな感じ。

ヴォーカル、ギター×2(場合によっては一人はキーボード)、ベース、ドラム

この5人編成が一番過不足ないバンドの構成だろう。
この手の代表例がローリング・ストーンズだ。

この場合ギタリストやベーシストがヴォーカルを取ることは先ず無い。
あってもコーラス位だろう。ストーンズの場合はキースのヴォーカル曲が
70年代のアルバムから作品ごとに1〜2曲存在し、実際のライブでも
中盤にキースが歌うコーナーが存在するのだが、この時ミックは休憩も
兼ねて裏に下がっているので特別な時間帯と言えなくも無い。
少なくとももう一人のギタリストである(あった)、ブライアン・ジョーンズ、
ミック・テイラー、ロン・ウッドはストーンズでは歌わない。

でも、ビートルズはジョンも歌うし、手数の多いベーシストである
ポールも同じくらい歌う。ジョージだって本当はもっと歌いたかったかも
知れない。

とても長いので以下、次回に。

posted by cafebleu at 23:50| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Days | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月19日

In My Room

別にブライアンの名曲について書くわけではないのだけど。

母の引越しも終わりここ2〜3日は家が壮絶な状態だった。
一先ずまともに寝れないので自分の部屋だけでも何とか整理。

部屋は狭くは無いのだが、今まで一人だったので置きたい所に
置きたい物をおいていたし、台所周りなんかは、料理をしない
自分には大概荷物置き場の一部だったので、
一部屋に自分の荷物全てを収納するのがこんなに難儀だとは
思いもしなかった。

最後のほうは20時間以上片づけをしているという状態。
荷物が少ない人間ではないので、引越しは地獄である。

今日は目覚めて程なくしてエアコンの取り付けに来てもらったが、
取り付けの電器屋さんが置いてあったギターに目をつけて
自分はグレイトフル・デッドの大ファンで、足立の梅島にある
ユウコトピアで行われるデッズのイベントに良く顔を出してると
言っていた。他にもコピーバンドの大ファンらしく、
レッド・ゼッペリンやKissのコピーバンドでも有名なバンドが
あるとか何とか。。

70年代でもそこらはそんなに聴かないので受動的に
話を聞いていただけだったけど、古今東西、色々な
コピーバンドが存在するのだなぁと思ったりもした。

ビートルズはそう言った所謂「コピーバンド」のコミュニティが
とても充実してるし、それは唯一無比だと思う。
六本木のキャバーン、アビーロードを初めとして、
日本全国に専門のライブが行えるようなライブハウスが
存在しているし、そうでなくとも、何処かでビートルズの
カバーイベントなんてあったりするものである。

言わば、プロからアマチュアまでビートルズへの愛情を
自分なりに表現し、発表する場所は存在しているのである。
これは絶対にほかのバンド、アーティストでは有り得ないと思う。

たとえばローリング・ストーンズでビートルズと同じだけの
ライブハウスがあるかと言えば違うだろう。
ストーンズもマニアは沢山居るので皆無とは言わないが、
ビートルズのそれには及ばない。

もう10年くらい前に僕は親ほど歳の離れた「キース役」の
おじさんに誘われて「ブライアン・ジョーンズ」として
ストーンズのコピーバンドをやっていたことがある。
結局その頃は自分がオリジナルのバンドをやっていたので
掛け持ちが利かず、半年ほどで離脱してしまったのだけど、
ライブ自体は何処かのライブハウスのビートルズイベントで
アクセント役としてストーンズコピーバンドも出ていいとの事で
参加するとかしないとか言っていた記憶がある。

当時は凄まじいマッシュルームカットでいたので見た目で
誘われたような物だった。大好きだったし。

何だかだらだら書いてしまったがとにかくもうしばらく引越ししたくない。

そう、それが言いたかったのだけど、電器屋さんの出現で
コピーバンドの話になってしまった。

ovation_young.jpg
いや、何度見ても凄いコスプレだわ。

posted by cafebleu at 18:19| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Days | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月15日

BSCI-001

そう言えばもうだいぶ前の事に感じるのだけど、
3月にBSCIの受験をした。
642-801Jという試験タイプなので
2007年3月で終了した旧タイプの方である。

4月以降BSCIを取得したい場合は新試験の
642-901を受けることになる。これは僕にとっては大問題だった。
僕は旧試験が今年の3月で終わることを知らないでいて、
去年の年末にその事に気づき、慌てて勉強を始めたのだ。
今更内容が更新される新試験は自分には辛い。

よって自動的に去年末の時点で僕の試験へのタイムリミットは
3月末までの3ヶ月強になってしまった。

結果としては3月20日に受けた一度目の試験で敢え無く撃沈した。
合格点776点に対して740点だった。

自身が至らないのも勿論あるが、他の要因として、この手の資格試験が
2005年春にLPICで受けて以来の事で、緊張感も高く、シスコ試験
特有の変な日本語にもCCNA受験時に経験済みであったのにも
関わらず、焦りから酷く狼狽してしまい、意味を汲み取れない問題が
多々有った。そして決して難解ではなかったシミュレーション問題も
本番特有の緊張感と例の「変な日本語」で頭が真っ白になってしまい
自分が何をしているのかとか、ペース配分が全く掴めなくなってしまった。

シスコ社のリテイク(再試験)ポリシーとして、同試験に落ちた場合、
中5日空けないと再試験を受けることが出来ない。つまり、

20日→不合格

中5日のリテイクポリシーにより、次回同試験受験最短可能日は

26日と言うことになる。

もし26日の試験に落ちた場合、また5日間のインターバルが
強制的に出来てしまうので、最短の5日後が

4月1日という事になり、642-801の受験可能期限日である
3月31日を越えてしまう、つまりBSCI(642-801)への挑戦が
ゲームオーバーになってしまうと言う事だ。

上記のことから、3月20日の試験に落ちた自分にとって次回の
試験が事実上の「ラストチャンス」という事になり、いきなり
土壇場を迎えてしまう事になった。

残り5日が僕にとって本当に最後の追い込みとなった。
試験を受けた結果、自分が何処が弱いのかも良く
わかったのでその部分を徹底的に問題集などで何度も
やりこみ、残り2日はほとんど睡眠を取らずに勉強を続け
本番に挑んだ。

一般的に試験勉強などの場合、寝ないで本番に臨むのは
余り良くないとされている。しかし僕には時間も無かったし、
3ヶ月強の間、仕事の合間を縫って夜な夜な毎日勉強してきた
物を無駄にはしたくなかった。

2度目の試験は1度目より明らかに手ごたえは感じた。
コンピュータによる試験なのですぐさま点数は吐き出される。

778点

あろう事か合格点(776点)より2点のみの上積みで合格。
逆の意味で頭が真っ白になった。

取り敢えずは報われる形となったので安堵したものの、
すぐに自分自身の能力の至らなさを痛感する結果でもあった。
3ヶ月の間、あれだけ勉強したにも関わらず一度は不合格になり、
挙句2点超えと言う、運にも明らかに恵まれた点数で通過という結果
に自分は満足することは出来なかった。

30代になって初めて受けた試験で自分の記憶能力に衰えも
感じ始めたのもまた事実である。

取り敢えず引き続き勉強の記録や試験の記録を
記憶から消えないうちにここに書き留めておこうと思う。
まだCCNPへは3つの資格(BCMSN、ISCW、ONT)が残っているので
これらも何とか少なくとも教材が揃ってくる来年中には全て終えたい。

その意欲を継続するための地点としても。

posted by cafebleu at 14:21| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | CCNP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月14日

So Tired

日曜は一週間引越しの準備と母の相手に疲れきって
寝込んでしまった。多分18時間くらい起きなかった
のではないかと思う。

ついでに旧ブログから過去ログの移管も終えた。
当時は音楽をテーマにするブログだったので
音楽関係のカテゴリーが突然増えている。
2006年までの日記は旧ブログの記事だ。
誰に頼まれたわけでないけど、せっかくかなりの数の
批評なり想いを書いたので捨てるのも勿体無く思えて
こちらに移すことにした。

旧ブログはこれで全て記事を削除したので後は閉鎖予定。

それにしたって凄まじい長文を連発してたなとは思う(笑)。
後半はそれに気づいて敢えて長く書き過ぎないようにしていた
けど、ポール・ウェラー特集辺りでは我ながら鬼気迫る勢いで
毎日書き倒してたのだなぁと思ったりもする。
この頃は仕事で相当ストレスを抱え込んでいて、あのブログで
ある意味欲求不満を解消していたのではないかと思う。

まぁこれからもたまに音楽テーマで書けたらいいなとは思うのだけど。

バンド(Water Lane West)での今後の方針を話し合った。
まぁそんなに肩肘張ってるバンドでも無いので気楽にだけど。
一番のポイントとしては、次回のライブもビートルズのカバーOnlyで
行くかどうかだったのだけど、毎度出演させてもらっている
大塚の『Welcomeback』でビートルズ大会の記念大会(40回目)が
近づいている(あと2回)ので、それまで日程が合えば連続で出場しよう
と言う事で大体落ち着いた。その間に気が向けば他のミュージシャンの
カバーやオリジナルなんかもまたやっても良い訳だし。

恐らく39回目は今まで以上にマニアックな選曲と大胆なアレンジで、
40回目は記念大会という事でストレートなナンバーも盛り込んで、
何ていう予定。どちらにしてもWLWブログでそれらは決まり次第発表予定。

3人でのミーティングで話しそびれていたのだけど、うちらの
ビートルズカバーの曲で、非常に秀逸なアレンジが出来たものは
スタジオ録音しようかなと最近考えていた。
前回の「ザ・ワード」のアレンジなどは個人的にはここ3年くらい
「70年代ソウルみたいにやってみたい」と暖めていたものだったし、
リーダーもまた次回向きにビックリするようなアレンジを施した
ビートルズ曲を提案してきている。

こういうマテリアルをミニアルバムにして、場合によっては
過去に僕やリーダーが「強く60年代を意識した」オリジナル楽曲なんかと
一緒に自主制作のCDを作るなんていうのも悪くないんじゃないか?

そんな事をふと考えている今日この頃。

posted by cafebleu at 08:38| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Days | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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